2024年2月に行ってきた
ロサンゼルス(+α)旅行記を綴っています。
DAY8
義母の家からテクテク歩いてやって来たのは
LA BREA TAR PITS & MUSEUM
(ラ・ブレア・タール・ピッツ & ミュージアム)
この施設があるロサンゼルス中心部の ハンコック・パーク には
タール・ピット(天然アスファルトの池) が
なんと100個も点在しているんですって。
わかりますか?水面に波紋ができているところ。
あの下から タール が噴出していて、その時に出るガスが波紋を作っているんです。
池のあちこちからポコポコ、ポコポコ噴出しているようです。
近くにいると結構匂いもしてきます。
タール・ピット の表面は水で覆われており、
その水を求めてかつては沢山の動物たちがここに集まって来ました。
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しかし タール はとても粘着質で、池は底なし沼のように深いため、
多くの動物たちが池にはまって抜け出せなくなりました。
敷地内には、そんな様子を再現した池もあります。
そして
博物館には、タール・ピット に落ちて抜け出せなくなり
化石 となってしまった動物たちが沢山展示されています。
こちらは Ground sloth の化石です。
約490万年前から約1万1千年前まで生息していた
北アメリカ固有の 地上のナマケモノ だそうです。
身長約3m、体重は1トン以上もある巨大な動物だったようです。
屋外にいたこの動物が、おそらく Ground sloth だと思われます。
ナマケモノって言うか、ビーバーみたい。![]()
American mastodon
マストドン は絶滅した象の遠い親戚。
マンモスと混同されることが多いそうですが、別の生き物です。
アメリカでは マストドン の化石が人気なんだそうですよ。
American lion
約34万年前から1万1千年前の期間、
北アメリカに生息していたヒョウ属の絶滅種で
現代のライオンより25%くらい大きかったそうです。
Saber-toothed cat
Dire wolf
元々は南アフリカに生息していたそうですが、
約10万年前に北アメリカに移入したんだとか。
現代のオオカミに姿は似ていますが、脚が短くて頭が大きいのが特徴。
そして、どのオオカミより頑丈な歯を持っていたようです。
↑は全部 ダイアウルフ の頭骨標本です。
私たちは英語の説明文を読むのを放棄していたので詳細はわかりませんが
こんなに沢山の ダイアウルフ が
タール・ピット から発掘されたってことですよね。![]()
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最初に水を飲もうとした動物が池にはまり・・・
その動物を捕食しようとした別の動物が池にはまり・・・
更に別の動物が・・・
そんな風にどんどん池にはまってしまったんでしょうね。![]()
化石の発掘は今も続いていて、
こちらではそのクリーニング作業などの様子を覗くことができます。
こういう状態で見つかるんですね。![]()
地質学や考古学、古生物学に興味がある私。
もし、時間を巻き戻せるなら
中学生くらいの頃に戻って、そういう道を目指したい気もします。![]()
そうそう
博物館の中にちょっとした中庭のような所があったのですが、
意外な花が咲いていました。
つつじ・・・?
可愛いキッズたちが社会科見学に来ていて賑やかでした。
お子様連れの旅におすすめのスポットですね。![]()
さて、次のスポットに移動です。
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本日のおまけ
久しぶりに渋谷に行ったら
PARCO前にスターウォーズのパブリックアートがありました。
ダースベイダーとストームトルーパー。
ミレニアムファルコン。
どちらも木彫作品だそうですよ。





















