2泊3日で
山形・宮城旅行に行って来ました。
2日目
前回・前々回と、山形城跡 を整備して造られた
霞城公園 を散策した話を書きましたが、
今回の 山形 訪問で絶対行こうと決めていたスポットも、
霞城公園 の中にありました。
山形市郷土館(旧済生館本館)です。
旧済生館本館 は、明治11年9月に竣工した 擬洋風 の病院建築物です。
最初の10年ほどは県立病院として使われ、
その後、民営移管となり、更にその後市立病院として使用されたそうです。
私が生まれる前から、国の重要文化財に指定されていて、
既にこの場所に移築されていましたが、
私は今回初めて訪問しました。
少し離れた所にいた旦那さんが、猫さんを発見。
写真を撮ろうと近づいたところ、
旦那さんの傍をすすーっと離れ、一直線に私の方にやって来ました。
こういう時、「勝った
」と思うのは私だけでしょうか?![]()
が、猫さんはすぐに行ってしまいました。![]()
建物の中も見学することができますよ。
受付は建物の裏の方にあります。
建物が建てられた当初は、医学校が併設されていて、
↑オーストラリア人医師・ローレツ氏が、
近代医学教育の教鞭をとっていたのだそうです。
正面から建物を撮った画像はよく目にしていたのですが、
裏手に回ってみるとこんな形をしていたんですね。![]()
![]()
入館料は無料ですが、
受付で簡単な説明を聞いてから見学します。
建物の写真撮影はOKですが、
展示物自体をを被写体とした撮影はNGのようです。
ドア枠にステンドグラスが施された正面のドアを出ると・・・
先ほど門から入ってくる時に正面に見た、
三層楼の真裏に出ました。
全体を写真に収められないのですが、
この建物、三層楼の後ろがドーナツ型をしているんです。
三層楼の下まで行って、反対側を見るとこのようになっています。
正面のドアが管理棟に繋がるドアです。
先ほど 擬洋風建築 と書きましたが、
擬洋風建築 というのは、幕末から明治10年代にかけて、
欧米の建築を日本の大工職人が真似て建てた建築物のことだそう。
確かに、洋風に見えるようで、
和風だったり、中国風なところがあったりして、「擬」って感じがしますね。
ドーナツ型の回廊沿いにはドアがいくつも並んでいます。
ドアの中は元診察室だったようです。
中には医療器具など色んなものが展示してありました。
こちらの建物は4階建てで、1階と2階を見学することができます。
こちらの階段を上がって2階に。
上から下を振り返って1枚。![]()
三層楼の内部は面白い造りでした。
階段や通路は何しろ狭くて、天井も低い。
手摺も、あってもあまり意味が無さそうな高さ。
でも、わくわくする。![]()
見学できない3階・4階へは激狭な螺旋階段で繋がっています。
螺旋階段の側面には、唐草の彫刻が施されています。
昔の建築物を見学するのは面白いです。
私が見学している時は、他に誰も見学者がいなかったので、
ゆっくり見学できたのも良かったです。
(旦那さんと別行動中)
山形 を訪問された際は、ぜひ見学してほしいスポットです。![]()
それでは、ぼちぼち 宮城 に移動したいと思います。![]()


















