先日 奥多摩 までドライブに出かけました。
奥多摩湖 の傍に建つ
水と緑のふれあい館 の中のレストランで食事をした後
軽く館内を見学。
水と緑のふれあい館 は東京都水道局のPR施設で
主に映像や展示を通して
奥多摩 の自然やダムの仕組みなどを紹介しているのですが
↑こちら1階の一角では 奥多摩 の文化財の展示と
伝統芸能の映像の放映がされていました。
奥多摩・小河内地域の原・坂本・川野・峰の4ヶ所には
ささら獅子舞 が伝承されているそう。
↑は 峰の獅子舞 だそうで
かつては9月15日、16日の両日にわたり
1日は各民家の乞いによって 一般家庭の祈願舞を行い
1日は祭り場で行われていたんだそうです。
今は過疎化による後継者不足で行われていないようです。
こちらは 小河内の 鹿島踊 。
奥多摩湖(小河内ダム)の完成に伴い
全戸転出した小河内南岸の日指・岫沢・南・三集落の祭礼に上演されたもので
祇園踊り とも言われたそうです。
現在は町外転出者の協力を得て保存されているんだそう。
この踊がいつ頃伝わったものかは明らかではなく
京都から公卿の落人が岫沢に隠れ住んで教えたとか
旅僧から教えられたものとか 諸説あるようです。
車人形 の頭だそうです。
車人形 はというのは 車仕掛けの箱に黒衣で腰かけ
手足の指をたくみに使い浄瑠璃の語りに合わせて人形を操るもので
江戸末期から明治20年代までは各地で行われていたらしいでのですが
現在は 奥多摩 の川野の他は八王子や飯能で行われている程度に過ぎないようです。
こちらも同じかな?
こちらは 写し絵 で使う道具らしいです。
奥多摩 は 写し絵 も盛んだったようですね。
写し絵 は「フロ」と呼ばれる木箱に光源の石油ランプを仕込み
ガラスの「タネイタ」に描かれた絵に光を当てて映す幻灯機。
4台の「フロ」を使い「タネイタ」を動かすことで
絵に動きをつけることもできるんだとか。
映画が無かった時代には 夏の夕涼みやお祭りの夜など
人が沢山集まる場所で
説教浄瑠璃の語りに合わせて
軍記物などが上映されたんだそうです。
私はダムの仕組みより 伝統芸能や文化財の方が興味があるけど
週末や学校が長期休暇の時期は
ちびっこたちが熱心にダムの仕組みを学んでおりますよ。