府中市郷土の森博物館 を訪問した話の続きです。
前回は 博物館本館 の展示の話を書きましたが
今回は屋外の話です。
郷土の森博物館 の敷地内には
府中市内にあった江戸時代から昭和初期の建物8棟が移築・復元されています。
旧府中尋常高等小学校校舎
1935年に建築された建物で
当時は北多摩随一の規模を誇った木造校舎だったそうです。
こちらには その一部が復元されています。
靴を脱いでスリッパに履き替え 内部を見学することもできるのですが
ウチの旦那さんは 靴が大事すぎて目を離すのが心配なため
靴を脱いで見学する場所や 飲食店のお座敷席をとても嫌がります。
そのため 内部は見学できず。。。
教室には昔の教科書などが展示されていて
1階部分には 府中市ゆかりの詩人 村野四郎氏の記念館が併設されています。
旧田中家住宅
田中家は江戸後期から明治の府中宿を代表する商家だったそうです。
明治天皇が府中近辺に来訪した際には
田中家を休憩所や宿所として利用されたそうで
その時使ったのが↑の奥座敷とのこと。
正面奥の部分は茶室のようです。
旧島田家住宅
旧甲州街道沿いの商家です。
島田家が営んでいたのは薬屋さんで、移築・復元されているのは店蔵の部分。
建物の中には古い看板やポスターなどが展示されていました。
薬箪笥って言うんですかね?
味があります。
アンティーク家具として今でも需要ありそう。
レジ・・・かな。
奥の薬瓶も味があってオシャレに見えます。
何の薬かはわかりませんけど。
箱階段もいい感じ。
旧府中町役場庁舎
1921年(大正10)に完成した町役場の庁舎です。
地方自治を謳う大正デモクラシーの風潮のなか
財政難にもかかわらず町民の熱意によって3年かけて建てられたそうです。
屋根の飾り天窓(ドーマー・ウィンドウ)や
錘を内蔵した上げ下げ窓などを取り入れた洋風の2階建て建築です。
こちらの建物も1階、2階部分を見学できますが
旦那さんが一緒のため 我が家は見学を断念。
入口から見える部分のみ写真を撮りました。
色が素敵です。
旧府中郵便取扱所
府中番場宿の名主兼問屋の矢島九兵衛が郵便取扱役に任命されたことにより
居宅に窓口を設けるなどの改築が加えられ
急遽、郵便取扱所として開設されたのだそうです。
この穴が窓口ってことですよね?
そして その脇に郵便箱。
裏に回ると赤い郵便ポスト。
確認しなかったのですがこれって実際に使われてるポストなんでしょうかね?
この形のポストって現役で使われてる所ありますよね?
旧河内家住宅
麦などの畑作や養蚕を営んでいた農家のお家だそうです。
茅葺屋根が美しいですね~。
土間から内部をちらりと見学することができます。
ここまでで6棟の復元建築物を紹介しましたが
あれれれれ????
残り2棟は見学し忘れてしまったみたいです。
敷地がとっても広いので いっぱい歩いて満足してしまったのかもしれません。
残り2棟の 復元建築物 ではないですが
こんな 風車小屋 も建っています。
何だか田舎のほうに遊びに来てる感覚に。
実はまだまだ見どころがあるので今回では書ききれず。
次回に続きます。