少し前 葛飾区にある 水元公園 に行った時
公園近くのお寺に お邪魔してきました。
業平山 南蔵院
貞和4年、林能法師により開創されたお寺です。
在原業平ゆかりのお寺だそうで
境内には 大岡越前の名裁き でお馴染みの
しばられ地蔵尊 が安置されています。
手水舎
本堂
御本尊は釈迦如来。
本堂の前で存在感を発揮しているのは 霊松・聖徳の松 。
樹齢約450年といわれる老松です。
南蔵院 があるこの地には かつて 聖徳寺 という天台宗のお寺があり
聖徳太子像をご本尊として安置していたそうです。
明治維新の神仏分離令により 聖徳寺 は荒廃したものと思われ
この 聖徳の松 は貴重な遺産となっています。
地蔵堂
地蔵堂の脇に しばられ地蔵尊 。
お地蔵様が縄でぐるぐる巻きに縛られています。
こちらのお地蔵様
盗難除け、足止め、厄除け、縁結びなど
あらゆる願い事を聞いて下さるお地蔵様なのだそうです。
祈願する時には縄で縛り、成就したら縄を解きます。
お地蔵様の脇に願かけ縄が沢山用意されています。
1本100円を納めて お参り。
毎年 大晦日の夜に 縄解き供養が行われるそうです。
そして 大晦日と元日には 厄除けから縁結びまで
あらゆる願い事を結ぶ開運の縁起 結びだるま市が開かれるんですって。
聖徳太子堂
聖徳寺 の本堂の一部だったところを修復したそうです。
聖徳太子尊が安置されています。
跨ると出世できるという 出世牛 。
絵馬はこんな可愛いデザインでした。
若い参拝者の方が多いんでしょうかね。
御朱印は書置きのみでした。
御朱印をいただきに行くと お寺の奥様でしょうか
とっても優しい雰囲気の女性の方から
スイキンクツ はもう聞かれましたか?と声をかけていただきました。
スイキンクツ???
何のことやら全くわからなかったのですが
地蔵堂の裏の方にあるというので 行ってみることに。
水琴窟 と書くのですね。
つくばいの下深く底を穿った瓶を伏せこみ
手洗水に使ったそうです。
瓶に反響して妙なる琴の音色のように聞こえ
とっても風情があります。