先月中旬 家の車が車検を受けている間
池上 で お寺巡り をして過ごしました。
前回のブログでは 池上本門寺 にお邪魔した話を書きましたが
池上本門寺 とセットでお邪魔したいのが こちら。
↓ ↓ ↓ ↓
日蓮宗本山 池上 本坊 本行寺
池上本門寺 の子院で、理境院・照栄院と共に池上三院家のひとつ。
こちらのお寺も 私は2度目の訪問になるのですが
山門越しに見える本堂・・・
この viewが お気に入り。
この暖簾みたいなものの名前、何ていうんですかね?
帳?山門幕???
よくわかりませんが、桜の模様が可愛いです。
これがあるのと無いのとでは 雰囲気が全然変わってきますよね。
山門の近くに咲いていた菖蒲・・・かな。
境内には大きな牡丹が咲いていました。
どちらの花も お寺によく似合いますね。
以前お邪魔した時のこともブログに書いたことがあるので
内容が被ってしまうかもしれませんが・・・
本行寺 は 元々
鎌倉幕府の作事奉行だった池上右衛門大夫宗仲という人の公邸で
日蓮聖人が臨終した館でした。
日蓮聖人の滅後、日蓮聖人の本弟子・日朗の弟子である日澄に寄進され
本行寺 が建立されたそうです。
格式高い池上三院家の筆頭とされた 本行寺 の住職は
籠に乗って江戸城に入城することが許されていたんだとか。
本堂内には、当時使用された籠が今もそのままの姿で掲げられているそうですよ。
こちらのお堂は ご臨終の間 。
日蓮聖人が ここで ご臨終したそうです。
ご臨終の間 は、日蓮聖人が滞在していた池上家の仏間だった部屋の跡に
建てられたお堂です。
日蓮聖人は 重い病を患いながらも ご臨終までの約1ヶ月を
こちらにあった部屋で弟子や信者たちに講義をされていたそうです。
お堂の中には、講義をされていた日蓮聖人が寄りかかっていたとされる
柱の一部が残されている他
日蓮聖人自らが鏡を見ながら自刻された「自鏡満願の祖師像」、
↑の写真「池上宗仲公御夫婦像(非公開)」
などが奉安されています。
ご臨終の間 の前にあるのは お会式桜 。
日蓮聖人がご臨終された時、庭先の桜が旧暦10月(今の11~12月)にもかかわらず
花を咲かせたと伝えられているそう。
お会式の万灯に桜の花を飾るのは、この故事に由来しているんだとか。
現在も敷地内に残る桜は、聖人がご臨終された時期になると花を咲かせるそうです。
ちなみに「お会式」というのは
日蓮聖人の命日である10月13日前後に行われる
日蓮聖人を偲ぶ法要のことらしいです。
他にも境内には こんな感じに小さなお堂が並んでいます。
日蓮聖人ご入滅の後、ご遺体を荼毘にふした際の灰を収取し
安置してある 御灰骨堂 。
高弟の一人が日蓮聖人の遺徳を偲んで彫刻した
旅姿の日蓮聖人像が安置されている 旅着堂 。
江戸時代中期より五穀豊穣を祈り
特に病気除けのお稲荷様として祀られている 瘡守稲荷 。
夜叉を従えた北方の守護神で 暗黒界の長とされ
鬼門の守り神とされる毘沙門天(漢訳では多聞天)のお堂 毘沙門堂 。
御硯井戸
日蓮聖人が身延山からご到着した翌日
この井戸の水で墨をすり
9年の間庇護をして下さった波木井実長公にあてた礼状などをしたためたとか。
寺務所はこちら。
御朱印もこちらで拝受できます。
今回は時期的に早過ぎて見られませんでしたが
小さなお堂が並んでいるあたりには 紫陽花が沢山植えられているので
これからの時期はとっても綺麗なんじゃないかな、と思います。