県をまたぐ旅行の自粛がやっと解除されましたね。
先ほどテレビを見ていたら
全国各地、観光地にはだいぶ観光客の姿が戻ったようです。
観光地の施設やお土産屋さんの方たちも
「やっとやる気が出てきた。」
「これから回復できるんじゃないかと期待している。」
と、明るい表情をしていたのが印象的でした。
実は、我が家も昨日 解除後 早速日帰りで近県にお出かけしてきました。
でも、行く前はだいぶ悩んだんです。
解除された途端に来るのかと、歓迎されないんじゃないかと・・・。
でも、実際は全く逆で。
行く先々で、本当に歓迎していただき
帰り際には深々と頭を下げて感謝されました。
そうですよね。
一般の住人の方はまた別かもしれませんが
観光地の方たちは お客さんが戻るのを待ってたはずですよね・・・。
勿論、まだまだ毎日感染者は出ていて安心はできませんが
きちんと予防対策をして、
安心しておでかけできる場所を選んで、
注意しながら おでかけを楽しんでいけたらいいな、と思います。
さて、話は変わり
5日ほど前の早朝散歩の話です。
この日は 九品仏川緑道 を歩きました。
自由が丘駅の駅前広場から南に進んで踏切を渡ると
東西に延びる緑道があります。
それが、九品仏川緑道 。
目黒区と世田谷区にまたがる約1.6kmの緑道です。
自由が丘駅近くの緑道はよく歩きますが
それが 九品仏川緑道 という名前で、
こんな風に住宅街の方まで続いていたことには 実は今回初めて知りました。
↑が 九品仏川緑道 の一部なのか・・・違うのか・・・
よくわからないのですが
緑に囲まれた木道の小道を歩いていると
どこかに旅行にでも着ているかのような気分になります。
木道沿いは お花もキレイで。
こんな実も生ってました。
何でしょう?これ。
ブラックベリー???ボイセンベリー???
そして、本日の目標地点 九品仏浄真寺 に到着。
正式名称は・・・
九品山唯在念佛院浄真寺
くほんざんゆいざいねんぶついんじょうしんじ
浄真寺の敷地は「鷺草伝説」の舞台となった 奥沢城 の跡地で
小田原征伐後に奥沢城が廃城となったため
1675年(寛文5年)に当地の名主七左衛門が寺地としてもらい受け
1678年(延宝6年)に珂碩上人(かせきしょうにん)が
ここに 浄真寺 を開山したのだそうです。
ちなみに 浄土宗のお寺です。
寛政5年建立の 山門(仁王門)。
入母屋造り 茅葺銅板屋根で、上層部は「紫雲楼」と呼ばれ
阿弥陀仏像と二十五菩薩像が安置されているそうです。
左右には金剛力士像が安置し 浄真寺全域を守っていますが・・・
金剛力士像の他にも もうお一方 お寺を守っているお方が。
そのお方は、阿形像の前のココにいらっしゃいました。
猫様でゴザイマス。
この表情は、悟りを開いておられますね。
龍護殿(本堂)の脇から正面に回ります。
こちらが 本堂の正面になります。
本堂の前には「鷺草伝説」に因み、鷺と鷺草が。
そう言えば、手水舎にも鷺草が。
本堂の中に入ることもできるようですが
私が訪問したのは早朝だったので、まだ戸は閉ざされていました。
本堂脇には日本庭園があり、小さな石庭もあります。
本堂の中から眺める日本庭園はとても美しいらしいですよ。
石庭の手前にはイチョウの巨木が。
本堂と向かい合わせに建っているのは 上品堂 。
写真がないのですが、その右手には 中品堂、左手には 下品堂 が建っています。
「上品」「下品」という言葉は
浄土宗の教えの中の「九品」から来た言葉だそうですね。
浄土宗の教えによると、
人間が亡くなる時 その人の品格によって往生の仕方が9種類あるのだそうです。
上品上生
上品中生
上品下生
中品上生
中品中生
中品下生
下品上生
下品中生
下品下生
「上品」「下品」だけでなく 実は「中品」もあるのですねぇ。
亡者の罪を裁く王「閻魔大王」がいらっしゃる 閻魔堂 。
ここにも猫様が。
赤い幟には うそはつくな! と書かれております。
閻魔堂の前には三途の川もありましたよ。
境内には 鷺草園 もあるそうで
8月上旬から8月下旬頃まで花を咲かせるそうです。
機会があれば訪れてみたいですね。