下田・修善寺旅行 3日目
お宿をチェックアウトし、修善寺の 修禅寺 にやって来ました。
修禅寺は平安時代初期に弘法大師が開創したと言われるお寺です。
建久5年(1194) 源範頼は兄である将軍 源頼朝から謀反の疑いをかけられ ここに幽居され
のちに梶原景時に攻められて自刃しました。
また、頼朝の長子で2代将軍 頼家は、母政子と祖父北条時政の謀略により幽閉され、
元久元年(1204)入浴中に暗殺されました。
修禅寺は 北条氏、源氏の興亡を見守ったお寺として歴史にその名を残しているのであります。
2014年に改修工事が完了した山門です。
山門の脇では金剛力士像が守護しています。
それでは早速 境内にお邪魔いたします。
まずは御水屋で清めます。
修禅寺の御水屋は 温泉 なんですよ。
温度は60度くらいだそうで 割と熱め。
私ははじめ、温泉と知らずに触れたので 少々びっくりしました。
私の記憶によると 温泉でお清めしたのは これが初めての経験だと思われます。
このお手水、修禅寺では飲んでもオッケーなんだそうですよ。
本堂です。
ご本尊は大日如来像。
鎌倉時代初期(1210年)の大仏師・実慶作の
高さ103cm、膝張り73cmの寄木造りの座像だそうですが
1984年に像の中から黒髪の束が発見されたのだとか。
黒髪はO型かB型の女性のものということまでは判明しているらしいのですが
持ち主の特定はされていません。
北条政子 もしくは 頼家の妻である辻殿、どちらかの髪であると推測されているそうです。
↑の画像だとよくわからないですが、屋根の上の唐獅子と龍の鬼瓦が素晴らしくて目を引きます。
現在 本堂の屋根にある鬼瓦は2006年の大修復の際に新しく造られたものだそうですが
元々の鬼瓦は宝物殿の前に展示してありました。
こちらが龍の鬼瓦。
そして、唐獅子。
こちらは本堂前にある だるま石 。
江戸時代後期に奉納されたものだそうです。
現在の修善寺駅の辺りで発見され、「だるま」=「禅宗」とのことで
修禅寺に奉納されたのだとか。
百度石。
初めて見ました。(たぶん)
所謂、お百度参りの往復の標識となる石ですね。
修禅寺のお百度参りはここをくぐって行うのだそうです。
百度石の後方に 鐘楼堂。
緑に囲まれて美しいです。
この緑、たしかモミジだったと思います。
秋もまた美しいんでしょうね~。
最後に御朱印を拝受。
帰宅後に知ったのですが、お寺の裏山に寺山公園という公園があって
小鳥やウサギ、ヤギ、わんこなどが飼育されているらしいんですよ。
せっかくだから可愛い動物たちにも会いたかったなー。
またの機会にリベンジです!