先週、年末年始ぶりに山形に帰省し、母と2人でおでかけしました。

その際にランチに立ち寄ったお店がこちら。下矢印

 

 

楢下宿 丹野こんにゃく

こんにゃく番所

山形県上山市にある 山形では超有名なこんにゃく専門店です。

 

山形県のこんにゃく芋生産量は特別多い訳ではありませんが

総務省の家計調査によると 都道府県庁所在地の中で こんにゃくの年間支出額が最も多いのは

我が故郷 山形県山形市なんですってよ?

山形には 玉こんにゃく というソウルフードがあり

また 芋煮 にも こんにゃくは欠かせない食材。

そんな訳で山形県民は 実はこんにゃく好き県民なのでありますよ。

 

 

営業時間はこのようになっております。

山形にお越しの際はぜひご参考に。

 

 

暖簾をくぐっって中に入ると 右手にはこんな空間が広がっています。

こちらには、離れの個室やこんにゃくスイーツがいただけるカフェ 日々蒟蒻 があります。

 

 

この門の先にカフェがあります。

こんにゃくパイケーキやこんにゃくソフトクリーム

ぜんざいこんにゃく、こんにゃくキッシュなどなど こんにゃくを使ったメニューが色々食べられます。

 

 

カフェの前には綺麗に手入れされた日本庭園もあり いい感じでしょう?ウインク

 

 

そして暖簾をくぐった左手には 益栄の水 なるものが。

地下200数十メートルから自噴するこの水はカルシウムを豊富に含んでいて

こんにゃくを作るのに最適なのだそう。

そのため、この地に工場を移転してきたのだとか。

 

 

こちらは喫煙所のようですね。

何だか雰囲気あります。

 

 

そして、この入口の先に お土産品を販売するコーナーと

お食事ができるお座敷があります。

 

 

お土産品コーナーです。

 

 

大部分の商品は味見することができるので、気に入ったものが購入できますよ。

 

さて、お食事ですが

予約不要の一懐石料理1200円~三懐石料理3200円(税別)まで5種類の懐石料理と

前日までに予約が必要な箱膳 1500円、2800円(税別) の2種類がありまして

今回は2200円の二懐石料理をいただくことにしました。

 

 

私たちが案内されたお席は窓際のお席で、窓の外にはこんな景色が広がっていました。

山形はまだ少し寒々とした景色なのですが

もう少し経てば緑が茂ってもっといい具合になるかと思います。

 

 

暖房器具の上に こけしと並んで飾られているのは

山形県米沢市に伝わる 笹野一刀彫 という木彫工芸品で

写真に写っているのは お鷹ぽっぽ という笹野一刀彫の中でも代表的な鷹の木彫りです。

米沢藩主の上杉鷹公が農民の冬季の副業として工芸品の作成を奨励したのが始まりと言われているそうです。

山形では魔除けや縁起物として親しまれてきました。

ちなみに 「ぽっぽ」というのはアイヌ語で 「玩具」 という意味らしいです。

 

 

話が脱線してしまいましたが お食事に戻して・・・

こちらは料理が運ばれてくるまでのお茶請けとしていただいた こんにゃくみぞれ(ラ・フランス味)

ゼリーのような感じのデザートこんにゃくです。

すごく美味しいです。

 

 

先付 胡麻蒟蒻の山菜かけ

お料理は1品1品丁寧に説明してくれます。

 

 

前菜 黒豆蒟蒻

本物の黒豆と黒豆を模した蒟蒻が混じっています。

蒟蒻でできた黒豆もよく出来てますよ~。

食感の違いが面白いです。

 

 

前菜 笹の葉の上の一番手前が 蟹のテリーヌ

器の中は 珍味蒟蒻と桜海老の甘露煮

 

 

手前が 鮑見立て蒟蒻の粕漬け

奥は 牛肉巻蒟蒻

 

 

お造り 中央が 海苔刺身蒟蒻

左が 鳴戸巻蒟蒻

右が 甘海老蒟蒻

奥は 昆布〆蒟蒻の薄造り

甘海老蒟蒻はビニールの袋に入っているのですが 頭の方を少しカットしてあって

尻尾側から押し出すと 見た目も甘海老の身のような感じに出てくるんですよ。

味も食感も甘海老っぽくて、これも面白いのですよ。

 

 

煮物 筍と蒟蒻の博多

 

 

酢の物 水雲蒟蒻

見た目も水雲ですよね!?

 

 

揚げ物 餅蒟蒻のあられ揚げ と 帆立貝柱蒟蒻

帆立貝柱は断面の写真を撮り忘れちゃったのですが

断面もちゃんと帆立っぽいんですよ。

帆立の風味がないのが 残念な感じでしたが、もどき料理って凄いなと素直に感動。

 

 

蒸し物 ひじき蒟蒻の擬製豆腐

 

 

お椀 海老

 

 

食事 蒟蒻蕎麦

蒟蒻粥か蕎麦のどちらかを選ぶことができます。

 

 

お品書きには載ってなかったのですが 海苔の佃煮風蒟蒻 ???もいただきました。

 

こんにゃく料理といっても 本当に色んな料理がありますね~。

こんにゃくだけなんて 味気ないんじゃないかと一見思いますが

揚げ物なんかもあって 普通に満足できます。

そして、「これがこんにゃく!?」 「これもこんにゃく!?」 と驚きもあり

楽しみながら食事することができます。

 

 

お会計の時に 玉こんにゃく引換券までいただいちゃいました。

 

 

せっかくなので 玉こんにゃくもいただきました。

懐かしい味~。

何せ山形県民のソウルフードですから。

ちなみに一緒に写っている 蒟蒻おはぎ???と餅蒟蒻は追加で買ったもの。

嗚呼、よく食べました~。デレデレ