数回に渡って山形にある 山寺(立石寺) の記事を書いています。

 

 

今回は ↑ の赤丸付近を紹介したいと思います。

 

 

前回の記事では 弥陀洞 まで登って来たところでしたが

弥陀洞 を過ぎると 間もなく 仁王門 が見えてきます。

1878年に再建された門で、左右には運慶の弟子たちの作品とされる仁王像が安置されています。

ちなみに、この辺りから階段が急になりますよ。。。

 

 

仁王門 から下を見るとこんな感じ。

ワタクシ的には、この部分の階段がとにかく1番キツかったです。

にもかかわらず、ここが山寺のほぼ中間地点と言うのですから げっそりしちゃう。sao☆

 

 

そんな訳で、熱心に景色を眺めているフリでもしながら 体力が少し回復するのを待ちましょう。べぇ~。

 

 

でも、本当に景色が凄いので見入っちゃうんですけどね。

 

 

仁王門 を過ぎると 山内支院 などの見どころが沢山出てきます。

江戸時代まで こちらには12の支院があったそうです。

その後 いくつかの支院が合併されたりして、現在は4つの支院が残されています。

 

 

お堂は残されていますが 現在は無住となっている 観明院

昔は立石寺の卒塔婆書写場として使われていたそうです。

 

 

観明院 から少し上ったことにあるのが 性相院

御本尊は阿弥陀如来。

現在残っている支院のひとつです。

慈覚大師が自ら彫った阿弥陀如来像や、運慶作の毘沙門天が安置されています。

伊達政宗の生母の位牌を安置して供養しているのも こちらだそうですよ。

写真を撮った時は何か修復工事でもしてるのかなーと思っていたのですが

今よくよく見たら、これ 雪囲いを設置しているところですね!

冬の山寺は登ったことがないので どの位雪が積もるのかわかりませんが

結構 山なので冬支度は大切ですね。

 

 

石段はまだまだ続きますよー。

 

 

こちらは 金乗院

御本尊は延命地蔵菩薩 。

こちらもまた 現在残っている支院のひとつです。

お賽銭箱の上の所に大きな数珠のようなものが見えていますが

あれは 「ぴんころ車」 というもので、数珠を優しく一回転させると

死ぬまで健康にぴんぴんと過ごすことができ、死ぬ時はころっと逝ける そうですよ。

 

 

この辺りから 修行の岩場 がよく見えます。

 

 

断崖絶壁に小さなお堂が幾つか建っています。

あちらの岩場は釈迦ケ峰というそうで、

危険な岩場を通ってお釈迦様のみもとにいたる行場。

よく見ると、岩場に手すりも何もない危うい橋のようなものがありますよね。

ゆるい傾斜がある梯子状の橋らしいです。

高所恐怖症じゃなくとも震えが止まらなくなりそうな橋ですよね。

修行者はあの橋を腹這いになって渡り、その先にある穴を通り抜け

写真に写っているあのお堂に至ったのだそうです。

昔は出世や欲望のために 岩場から転落死する人も多かったそうで

今は修行者以外はあちらの岩場に行くことはできません。

、、、というか、今でもあのような場所で修行されてることが凄いですよね。。。

 

 

いつ見ても 凄い所に建ってるな、、、と思います。

 

さて、本当は更に石段を登ったところにも 奥の院大仏殿 など

山寺 の重要スポットがあるのですが、、、、

 

 

申し訳ございません。

m(。≧Д≦。)m

写真がありません。。。

多分、疲れてたんだな私。(←言い訳)

 

奥の院 は正式には如法堂 という名前で

慈覚大師が中国で持ち歩いていたとされる釈迦如来と多宝如来を御本尊とします。

また 大仏殿 には高さ5mの金色の阿弥陀如来が安置されています。(撮影禁止)

 

 

大事なところが抜けちゃってましたが、、、

こんなに山の上の急斜面にお堂が幾つも建つ光景はとても見ごたえあります。

1000段以上の階段を登ってきた価値は十分ありました。

 

次回、絶景を紹介して 山寺の記事を終了したいと思います。