岐阜旅行2日目
飛騨大鍾乳洞 にやって来ました。
日本には約80ヶ所の観光鍾乳洞があるらしいのですが
その中で最も標高の高い所に位置するのが ここ 飛騨大鍾乳洞 。
建ち並ぶ売店の後方にそそり立つ断崖がなかなかの険しさを見せています。
駐車場からはこちらの階段を上って受付に向かいます。
階段を上ると 目の前に巨大な鉄鍋が。
日本一宿儺鍋 の文字があります。
ん???日本一???
ワタクシ、出身が 山形県山形市 なのでありますが、、、
山形市には 日本一の芋煮会フェスティバル という秋の風物詩があります。
↑の鍋と同じような巨大な鉄鍋で山形の郷土料理 「芋煮」 を作るイベントです。
毎年全国ニュースでも取り上げられるので
オタマ代わりのショベルカーで芋煮をかき混ぜる光景を見たことある方も
沢山いらっしゃるかと思います。
で、その芋煮会で使われている巨大鉄鍋が日本一の大きさだと思っていた私。
ところが、2001年にこの高山市の鉄鍋に1位の座を奪われていたらしいのです。
知らなかったんですけどー。
ずっと1位だと思ってたんですけどー。
が!!!
今年、山形に三代目の巨大鉄鍋がデビューし、17年ぶりに1位奪還を果たしたそう。
ま、ほとんどの人にとって どっちでもいい話なんですがね。
さて、こちらの建物は 大橋コレクション館 。
飛騨大鍾乳洞 を発見した 「大橋外吉」氏という方が収集した
美術品、工芸品、装飾品を展示している施設です。
飛騨大鍾乳洞 のチケットはこの建物の1階で購入でき
そのチケットで 大橋コレクション館 も見学できます。
大橋コレクション館 は撮影禁止だったので写真がないのですが
ここで、2007年に金塊が盗まれるという大事件があったそうです。
記憶にある方もいるかもしれません。
翌年犯人が逮捕され金塊は戻ってきたのですが
金塊は一部売却され100kgあったものが71.7kgに。。。
また、盗まれる前は正六面体のきれいな金塊だったのですが
戻ってきた時は無残な姿になってました。
現在は強奪前の金塊のレプリカと強奪後の本物の金塊が一緒に展示されていました。
大橋コレクション館 をひと通り見学したら こちらの渡り廊下を通って
鍾乳洞 へ向かいます。
それでは、いざ 神秘の世界へ。
入口の扉を入ると一気にひんやり。
洞窟内の気温は11℃位ですね。
飛騨大鍾乳洞 は第1洞~第3洞の3つのゾーンから成っています。
第2洞から先は、階段や坂で多く歩きにくい所が多くなるので
足腰の弱い方は途中の出口で出られることをお勧めしているみたいです。
こちらは 第1洞の見どころ 竜宮の夜景 。
フラッシュは焚いてないんですが 明るく映っちゃいましたね。
実際はもっと薄暗く 水の中の青いライトがとても幻想的な雰囲気を醸し出してます。
ピントが上手く合ってなかったんですが
青い部分のクネクネした鍾乳石は ヘリクタイト というものらしいです。
とても珍しいものらしいです。
こちらは ストロー鍾乳石 。
白くて繊細な鍾乳管(ストロー)と呼ばれる鍾乳石が多くみられるのが
飛騨大鍾乳洞 の特徴なんだって。
飛騨大鍾乳洞 はこのようにできたそうです。
現在 標高900mの位置にある 飛騨大鍾乳洞 も2億5千万年前は海の中だったんですね。
第1洞の一番奥には 低温洞窟貯蔵庫 があって
日本酒、焼酎、ワインなどを長期低温貯蔵しています。
長期保存されたお酒は数量限定でお土産屋さんで購入可能な他、
購入したオリジナル酒を3~10年間 洞窟内の低温貯蔵庫で長期管理し
希望日に希望の場所に届ける「ボトルキープ」もできるそうですよ。
特別なお祝いの時とかに素敵な贈り物じゃないですか?
第2洞には なんと畑が!!!
この ひょろひょろした細長く白い植物は うど 。
私が知ってる 普通の「うど」とは全然違う植物のように見えます。
白い「うど」は高級食材なんだって。
第3洞の見どころは 月の世界 。
これを見るためには結構急な階段を上ったり狭い道を通るので
小さな子供やお年寄りの方にはちょっと大変かもしれないんですが
私的には 飛騨大鍾乳洞 の中で1番美しい鍾乳石だと感じました。
思わず 「うわ~!」って声が出ちゃった。
洞窟の最終地点には神社が。
洞窟を出てきました。
すごい崖が見えてますが、あの中にあんな神秘的かつ幻想的な世界が広がってるなんて
とっても不思議な気がします。
自然の力って凄いですね。
発見した「大橋さん」、びっくりしただろうなー。
帰り道には七福神の石像。
1月10日~3月10日頃は この七福神の石像の後ろ辺りが氷柱に覆われ
「氷の渓谷」 となるらしいです。
2月の中旬には期間限定でライトアップもされて すごく綺麗みたい。
恋人の聖地もありますよ。