過去、江の島には何度も訪れているはずなのですが
今まで江の島の何を見てきたのだろう、、、
ってくらい何にも見ていなかったことに気づかされた今回の江の島訪問。
今度は車を停めた駐車場から見て、ほぼほぼ島の反対側までやってきました。
こっちまで足を延ばしたのは初めてです。
江の島の飲食店といえば、仲見世通りの辺りしか知らなかったのですが
こっち側にも結構いろんなお店が軒を連ねているのですね。
しかも、かなりの絶景が見渡せそうなお店ばかりです。
次回はこっち側で食事してみようと思います。
だいぶ階段を下って海辺まで近づいてきました。
帰る時は来た道を戻ることになるので
階段、、、ひーひー言いながら上ることになりそうです。
現在は立ち入り禁止になってましたが岩場に遊歩道らしきものが見えます。
この辺りは関東大震災の時に隆起してできた岩場なんだって。
そして、現れる大行列。
これは、岩屋 入洞待ちの人の行列です。
岩屋というのは、長い歳月を経て 波の浸食によってできた天然の洞窟。
江の島神社発祥の地 であり
弘法大師空海や日蓮などの高僧が修行をし、
源頼朝が戦勝祈願に訪れたとも言われているそうです。
入洞料は大人500円、小人200円。
こちらも1Dayパスポートを購入していれば料金が含まれています。
洞窟なので中は暗いですが 歩きやすいように整備されています。
岩屋では昭和46年に落石事故があり
その後 約20年間に渡り閉鎖されていたそうです。
また、去年10月に発生した台風21号が岩屋に甚大な被害をもたらし
今年4月にやっと営業再開されたとのこと。
その時の写真をネット見たのですが かなり酷いことになってましたね。。。
岩屋は第一岩屋と第二岩屋があります。
第一岩屋は 入るとすぐのところに池があります。
神秘の池という名前みたいです。
神秘の池には与謝野晶子の歌碑が。
沖つ風
吹けば またゝく 蝋の灯に
志づく散るなり 江の島の洞
与謝野晶子の歌にも出てきてましたが
蝋燭を借りて洞窟の奥へと進みます。
岩屋の中には沢山の石造物があります。
それらは歴史的にも民俗学的にも大変貴重なものだそうです。
蝋燭の灯をかざしながら見学していきます。
日蓮上人の寝姿石。
そして、第一岩屋の一番奥に 江の島神社発祥の地 がありました。
「第一岩屋の奥が富士に通じている」との言い伝えもあるそう。
第一岩屋を見学し終えたら一旦洞窟の外へ。
この辺に 亀石という泳いでいる亀に似た有名な岩があるはずなんですが、、、
見つけられず;;
さっきまでいた第一岩屋が向こうに見えます。
さきほど 岩屋の奥が富士に通じているという伝説の話をしましたが
もう一つ言い伝えられているのが 竜神伝説 。
めちゃくちゃ端折って書きますと、、、
鎌倉幕府の北条時政が岩屋に籠って子孫繁栄を祈願しました。
すると突如 弁財天が現れてその願いを叶えてくれました。
弁財天は大蛇(竜)に姿を変えて海に帰っていきました。
って、伝説のようです。
第二岩屋の最奥には竜神の像が訪れる人を待っています。
この竜神様は今年新しく安置されたものでしょうかね。
過去の画像と比べてみると だいぶお姿が変わったようです。
以前はここに雷太鼓があって
心の中で願い事を唱えながら 雷太鼓を優しく2回叩き
その間に竜神様が2回光れば願いが叶うと言われていたそうですが
今回 雷太鼓があったかどうかは確認できませんでした。
ちなみに、第二岩屋の真上には
ここに来る前に立ち寄った 龍恋の鐘の恋人の丘があるそうですよ。