花や植物が大好きなワタシ。

植物園にもよく行くんですが いつも同じトコばかり。

少々飽き気味だった去年の今頃に

ネットでちょっとマニアックで珍しい植物園を発見して行ってみたんです。

そして先日、二度目の訪問をしてきました。

 

 

東京都薬用植物園

東京都小平市にある東京都健康安全研究センターが運営する植物園で

薬務行政の一つとして薬用植物を収集栽培しています。

 

 

主に危険ドラッグや健康食品の指導、取り締まりに向けた調査研究を行いながら

薬用植物の正しい知識の普及に努めている施設なのです。

なにやら小難しい植物園なのか???と思いきや

普通に誰でも見学できる植物園で、なんと 入園料が無料ありがたやー。

ちなみに 無料駐車場もありますが、数台しか止められないので

車で行かれる方はご注意を。

 

 

さて、早速 見学に行きますよー。

正面に見えてる建物は温室なんですが、それは後にして、、、

まずは ぐるっと温室の裏手に回って

本日の目的である いけない花 を見に行きます!

 

 

温室の裏手に回ってくると 物々しい柵に囲われた一角があります。

この柵の中で例の いけない花 が栽培されているのです。

この付近に近づいてくると すごく強い花の香りがするんですよ。

たぶん、いけない花の香なのかな、、、

 

 

お察しのいい人はブログ記事のタイトルで気づいてたと思いますが

そう、ここで栽培されているのは ケシ

あへん法 により許可が無ければ 栽培が禁止 されている あのケシです。

東京都薬用植物園は栽培が禁止されているケシが見られる

全国でも とても珍しい植物園なんですよ。

しかも、ケシの花が見ごろを迎える5月上旬から中旬にかけての期間は

通常よりも近い所から見学することができるんです。

 

 

柵が解放されてるので 早速中に入ってみましょう!

 

 

柵はこんな感じで2重になっています。

通常は2重の柵の外側からしか見学できないんです。

 

 

さすがに 内側の柵の中には入れませんが それでも 結構よく見えますよ。

良からぬ事をしでかそうとする人がいないとも限らないので

周囲はガッツリ監視カメラで見張られています。

そして、写真に写ってるのはサイレンか何かでしょうかね。

 

 

柵の隙間からレンズを覗かせて中の様子を激写です。カメラ

一言で 「ケシ」 と言えども 色んな種類があるんですよね。

 

 

 

こんな具合に 花びらがギザギザしてるのとか、、、

 

 

 

花びらがペラペラで大きいのとか、、、

 

 


背丈も花の大きさも 小さいのとか、、、いろいろです。

 

 

 

 

こんなの一般人が見たら ただのきれいな花ですよねー。

その辺に生えてても 気づきゃしないんじゃないですか?

 

 

そうそう、大麻取締法で禁止 されている アサ も少しありました。

 

栽培が禁止されているとは言え

茨城の何処かのポピー畑にケシが紛れて咲いていてポピー祭りが中止になったとか

道端にきれいな花が咲いてると思って写真に撮ってSNSにあげたら

実はケシの花でした、、、みたいな話って たまに聞きますよね。

板東英二の有名な話もありますし。イシシ

実は身近なところに潜んでる可能性もあるってこと。

 

そんな訳で 正しい知識を知ってもらうべく パネル展も開催中でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、栽培が禁止されているケシの柵のすぐ脇には

法律で規制されていないケシが栽培されていて

間近で見ることができます。

 

 

 

 

 

なるほど。

確かに茎やつぼみに剛毛が生えてますね。

葉っぱも深く切れ込んでいるように見えます。

 

 

 

パネルにもあったヒマラヤの青いケシも

温室脇の冷房室の中にありました。

 

栽培が禁止されているケシって 普通は見られないものなので

なかなか貴重な体験ができる植物園です。

興味がある方はぜひ来年遊びに行ってみてね。