金閣寺から 龍安寺 に徒歩で移動してきました。

ちなみに 「龍安寺」 の読み方は 「りゅうあんじ」 じゃなくて 「りょうあんじ」

 

 

この石段を上がった所に 庫裡 ( くり ) があります。

「庫裡」というのは 本来 「寺の台所」 という意味で

住職やその家族が住むところを指すらしいのですが

禅宗寺院では 「玄関」 としているところが多いのだそうです。

龍安寺では 石庭拝観の入り口が こちらの庫裡です。

こちらで受付をして中に入ります。

 

 

靴を脱いで中に入ると 奥の方に人が群がっています。

人が群がる先にあるのが、、、

 

 

石庭 です。

人が多すぎて うまく写真撮影のポジション取りができず

中途半端な写真になっちゃいました。涙

 

石庭は 縦 約10.5m、横 約24mほどの広さで

その中に 15個 の石が配置されています。

 

 

全体図が撮れなかったので

目の不自由な方のための ミニチュア石庭の写真で見てみると

こんな具合に石が配置されています。

ところで、この15個の石がある石庭は

どこから見ても必ず1つは別の石に隠れて見えないように設計してある

らしいんですよ。

でも、実はよーーーく目を凝らして見てみると

15個の石が全部見えるポイントが1ヶ所だけあるみたいです。

もし 龍安寺の石庭を見に行かれる方は そのポイントを探してみてはいかが?

 

 

ところで 私は龍安寺を訪れるのは3回目になるのですが

この石庭が4つの謎 を秘めていたなんて

ちっとも知らなかったです。

 

謎① 刻印の謎

この石庭が作られたのは 室町時代とされていますが

作者が誰かはわかっていません。

塀の近くにある細い石の裏に 小太郎、□二郎 という刻印がされているらしいのですが

これも 作者の名前なのかどうか断定はできず

これはもう 永遠のミステリー。

 

謎② 作庭の謎

この75坪の白砂の空間に置かれた15個の奇石。

どんな意味を持って この配置にしたのか。

作者はこの白砂の空間に何を託したのか。

その意図は諸説ありますが

結局のところ 鑑賞する者の自由な解釈と連想に委ねるしかないということ。

 

謎③ 遠近の謎 / 謎④ 土塀の謎

パッと見は気づかないのですが

実はこの石庭、東南方向に向かって低くなるように造られています。

また、西側の土塀も手前から奥にいくに従って低くなっています。

遠近法を利用して 鑑賞する人に

奥行きを感じさせ 空間を広く見せる工夫をしているのです。

ところで、遠近法は東洋と西洋でそれぞれ発達しました。

東洋の技法は飛鳥時代、西洋の技法は桃山・江戸末期・明治の各時期に

日本に伝来したと言われています。

龍安寺の石庭には東洋と西洋、どちらの技法が用いられたのでしょう?って

疑問をネットで見かけるのですが、、、

龍安寺の石庭の作庭時期は室町時代と推測されているので

そう考えると東洋の技法ってことになりますかね。

でも、そもそも室町時代に作庭ってのも推測でしかないので 結局それも謎ですな。

 

そんなこんなで

実はとっても奥深かった龍安寺の石庭。

石庭きれいだねー。見てると落ち着くねー。しか感想を抱かなかった

過去のワタクシが なんだかとっても残念だったことに気づかされた感じ。

 

 

御朱印もいただくことができました。

 

 

境内を歩いていると甘ーいいい香りが。

白い藤の花でした。

藤の花ってすごくいい香しますよね。

 

 

境内にある 鏡容池

5月中旬頃になると スイレンの花が見事らしいです。

 

 

スイレンはまだ見られませんでしたが

池の周りのツツジは なかなかキレイでしたよ。

 

 

境内を散策した後 同じく境内にあるこちらのお店でランチにしました。

 

 

少し早めのランチだったので ガラガラ。

 

 

窓から緑が見えて気持ちいいです。

 

 

いただいたのは 湯葉うどん 。

これ、ウチの旦那さんが京都に来ると必ず食べるくらい気に入っているもので

私にも一度食べさせたいということでやってきました。

 

 

紅生姜と刻み生姜がトッピングされているのですが。。。

ワタクシ 生姜が苦手でして。。。

全部 旦那さんに食べてもらいました。

だし巻き卵みたいに巻かれた湯葉は もちもちで美味!

 

 

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