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2017 日光 (2) 予習していけば2倍も3倍も楽しめる日光東照宮(前編)
では、表門~陽明門までのお話を書いたので
今回はその続きを。
こちらの門は 唐門 。
唐門の先には日光東照宮の中で最も重要な ご本社 がありますが
この門は誰でも使える訳ではないそうなんです。
江戸時代には将軍様に拝謁できる身分以上の
幕臣と大名だけが使うことができ、
現在も特別な祭典の時に国賓に相当する参拝者のみが
使うことができる門なんですって。
ちなみに、拝殿は一般の観光客にも公開されていますが
唐門は使えないので 別の出入口を利用することになります。
唐門の屋根、正面の真ん中に見えるのは
霊獣 恙(つつが) 。
恙は霊獣の中で最強クラスの力を持つんだそう。
写真には写ってませんが 屋根の両サイドには龍がいて
門柱にも上り龍、下り龍の彫刻があります。
ご本社の入口は沢山の霊獣に守られているんですね。
日光東照宮の中で三猿の次に有名なのが
眠り猫 じゃないでしょうか。
看板が無かったら
きっと見逃してしまう人が沢山いるんじゃないかと思うほど
実は小さなものなんですよね。
眠り猫は 徳川家康 が眠る奥宮の参道入口にあります。
何故ここに眠る猫の彫刻が施されたのかは諸説あるようですが。。。
眠り猫の真裏には 2羽の雀の彫刻があり
猫が眠っているから 安心して雀たちが遊んでいる。。。
戦乱の時代が終わり、平和な時代がやってきたという
平和の象徴であるという解釈が一般的らしいです。
奥宮は石段を上った山の上にあります。
石段の上から眺める景色は 独特ですが何だか特別な感じがします。
奥宮 拝殿 。
鋳抜門 。
門の前には狛犬が鎮座していますが
屋根の右端の下のあたりに 龍のような彫刻があるのが見えますかね?
あれは 蜃(しん) という霊獣。
蜃は燕を食べると 口から気を吐き
蜃気楼で 実体のない楼閣を創り出すことができる霊獣なんだとか。
鋳抜門は家康が眠る墓前の最後の門となるので
蜃が蜃気楼の楼閣で墓を守っているとされています。
そして 奥社宝塔 。
徳川家康が眠るお墓です。
ここは日光東照宮の中で最も強いパワースポットと言われているそうです。
立て看板の文の最後に
特別に公開されている とあったのですが
そのうちまた一般公開されなくなるんでしょうかね。
ご宝塔の周りをぐるっと1周することができるのですが。。。
進ん行くと 叶杉 という杉の巨木が現れます。
この叶杉からも 物凄いパワーが発せられていると言われ
願い事をする人たちの行列ができていました。
多分 今回の訪問では見逃しちゃった所も多いので
また何年か後に訪れてみたいなーと思いました。
その時は 更に予習して行きますよー。
最後に 日光東照宮に献上しているという
福徳庵の 福徳だいふく をいただきました。
お店は日光東照宮の境内。
石鳥居をくぐって右側にある白いテントで営業しているのが福徳庵。
不定休&営業時間もきっちりは決まっていないようなので
いつも買えるとは限らないみたいですね。