韓国旅行記更新中
韓国到着日は ホテルにチェックインしたのがもう夜遅かったので
特に何もせず 檜風呂に浸かって就寝。
そして あっという間に2日目の朝を迎えました。
早起きして ホテルからも割と近い
崇礼門 (南大門) を見にやって来ました。
と言っても、これが目的ではないんですけどね。
目的地はこっち 南大門市場 です。
この日は 南大門市場に 朝食を食べにやってきたのです。
私は海外に行くと
ローカル感剥き出しな市場などを歩くのが大好きなんですが
ウチの旦那さんは 私に韓国のそういう所を見せるのを嫌がります。
旦那と韓国に行くと オシャレなカフェが建ち並ぶ街や
デパートやハイブランドのショップが建ち並ぶ街しか連れてってもらえないので
正直つまらない。
ところが 今回はどんな心境の変化か
南大門市場で朝食を食べようと言い出したのですよ。
びっくり。
朝も早いので 市場のお店はまだほとんどが開店前。
私が初めて韓国に行ったのは 確か17~18年前だったと思いますが
その時 訪れた南大門市場は 日本語が飛び交っていて
オネーサン トケイ アルヨー。
ロレックス アルヨー。
モチロン ニセモノ ダヨー。
って、何度も声かけられたっけ。懐かしいわぁ。
今も歩いてると日本語で話しかけられるけど 全然前ほどじゃないですね。
日本人観光客が随分減ったんでしょうね。
さてさて お目当てのお店は 南大門市場の5番ゲートの近くにあるんだけど
入口がめちゃめちゃわかり難い!!!
赤いエプロンの2人のアジュンマ(おばちゃん)の間に
ドアがあるのがわかるでしょうか?
入っていいのか悪いのか、、、 ちょっと躊躇ってしまうくらい
そのドアはひっそりと存在しています。
ほんとに注意しながら歩いてないと あっという間に通り過ぎちゃいます。
勇気を出して足を踏み入れてみると、、、
そこには めちゃめちゃディープな世界が広がっていました。
狭ーい通路を挟んだ両側に 何軒もの屋台式の食堂が並んでいます。
ちなみに の写真は奥に進んでから振り返って撮ったもの。
ここは カルグクス横丁 と呼ばれる路地。
「カルグクス」と言うのは韓国の麺料理。
韓国式のうどん みたいなものかな。
麺は主に小麦粉で作られ
魚介や鶏肉などで出汁をとったスープに入ってます。
具はそのお店や家庭ごとに色々違うみたい。
で、ここ カルグクス横丁は カルグクス屋さんがひしめき合った路地なのです。
先ほどの入り口からこの路地に入ると
各お店のアジュンマ(おばちゃん)たちの お客争奪戦が繰り広げられます。
この横丁に IKKOさんが訪れて
日本人に知られるようになったお店が1軒ありまして
今回の私たちのお目当ても そのお店。
他のお店のアジュンマの激しい呼び込みを振り切りながら進むと
1軒だけ明らかに賑わっているお店がありました。
の写真の左のお店です。
そこが 私たちのお目当て 巨済食堂 。
隣のお店はがらーんとしてるのに 巨済食堂だけはほぼ満席。
それでも 巨済食堂のアジュンマも お客を他のお店に渡すまいと
ガツガツ呼び込みます。
そして お客のほとんどは この巨済食堂で足を止めるのです。
これは。。。
同業者としてギスギスしてやしないか 部外者ですが心配になりますね。
他のお店のアジュンマ曰く
ドコデ タベテモ オナジダヨー との事ですが
多分 それは本当なんじゃないかと私は思うのです。
多分 どのお店も大差はなく 美味しいんじゃないかと。
ただ 日本の芸能人が訪れた、日本のメディアで紹介されたってのが大きい。
ま、私の勝手な予想ですがね。
それはさておき 巨済食堂で私たちは衝撃を受けることになりました。
このお店では料理を注文すると出てくるサービス品がもの凄いんです。
知らずに訪問すると
ちょっと!私これ頼んでないんですけど!!!状態になること間違いなし。
これは 私が注文した ポリパッ (麦ごはん) 。
麦ごはんの上に ニラとかモヤシとか色んな野菜が乗っていて
特性味噌でビビンバのように混ぜていただきます。
私の混ぜ方が下手くそだったらしく
アジュンマが見事に混ぜてくれました。
初めて食べたけど めちゃめちゃ美味しかったですよ。
そして 注文していないのに出てきた 冷麺 。
サービス品 その1。
注文していないのに出てきた カルグクス 。
サービス品 その2。
注文していないのに出てきた キムチ 。
サービス品 その3。
注文していないのに出てきた
ウゴジ゙テンジャンクッ (大根や白菜下葉の味噌汁) 。
サービス品 その4。
これも初めて食べましたが ピリ辛で美味しかった!
驚くべきは そのサイズ。
一応 サービス品はミニサイズとうたってますが
普通サイズと比べても見劣りしないほど。
目の前に料理を揃うと それはもう圧巻の景色で
もはや 自分が何をオーダーしたのかわからなくなってしまいます。
そして もっと驚くのは その値段。
3人前はあるんじゃないかと思われる これだけの料理が
(私の記憶によると) たったの 5500ウォン 。
日本円で約550円 くらいですよ、お客さん。
逆に 騙されてるんじゃないかと思うほどお安い。
こちらは 旦那が注文した チャルパッ (おこわ) 。
韓国海苔をペタッと張り付けていただきます。
韓国人の旦那でも食べ方が下手くそだったのか
アジュンマが あーんして食べさせてくれてました。
ちなみに こちらには 私に出てきたサービス品1~4に加えて、、、
私が注文した麦ごはんの 具だけバージョンみたいなのが
サービス品5 として付いてきました。
これで 6000 ウォン。 約 600 円 ね。
なんかもう びっくりし過ぎて 笑えてくるレベル。
市場の屋台なんで 洗面器とかにおかずが入ってるんですよ。
ちょっと前の潔癖症だった私には 敷居が高すぎるお店なんですが
ワイルドになった今はもう 何でもござれ!なんで
こういう屋台でも楽しく食事ができます。
巨済食堂、サービス良くて どれも美味しくて、
ローカルな雰囲気満載で すごく気に入っちゃった。
ぜひ また行きたい。
食べ終えて 路地裏を出ると 市場は活気にあふれてました。