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やったー!!


今日は退院後初めての外来だった。


入院中最後の骨髄穿刺の結果がでて、結果は陰性だった。


この最後の検査は、遺伝子レベルで白血病細胞が消えているかどうか確かめる物であった。


つまり、かつて発生していた俺の白血病細胞は、「遺伝子レベルで綺麗に消え失せた」というわけである。これで、最後の懸念材料が取れて、とてもすっきりした気分だ。


今後の治療スケジュールとしては、2年間にわたりベサノイドという種類のビタミンAを2ケ月の内、2週間服用していく予定である。つまり、「今月の2週間毎日ベサノイドを飲んで、来月は何も飲まない」というのを2年間続けていくわけである。


俺がなったタイプの白血病は一部の白血球の成長が途中で止まり、癌化するものらしいのだが、多量のビタミンAが含まれたベサノイドが、白血球の成長を助長することができるらしい。詳しくはわからないが、そんな感じらしい。


もし、今回の結果で多少白血病細胞が残っていれば、これに合わせて軽い抗がん剤を服用していく予定だった。白血病細胞が残っていようが、2年間かけて押さえていけるものらしいが、やはり気持ち的には全然違う。


ちゃんと消えてて欲しいし、抗がん剤も飲みたくない。当たり前の話だが。


そして、このベサノイドという薬も、「必ずしも飲まなくてはいけないものではない」らしい。


副作用が出ることは殆どないが、あまりにもアレルギーがでたり、体がしんどくなった場合は飲まなくてもいいらしいのだ。ちなみに、俺は地固め療法に入る前にこのベサノイドを飲んでいたが、特に副作用は起こらなかった。


ベサノイドが特効薬として開発されてから、まだそんなに年数がたっていないので、遺伝子レベルでの完全完解(今の俺の状態)以降での、ベサノイドを服用する場合、しない場合での統計がまだ十分取れていないらしいのである。


無論、俺としては念には念を入れて、しっかり2年間飲み続けたいと思っている。


病気的には5年たっても再発しなければ、治癒(完治に限りなく近い状態)とみなされるらしい。


まあ、俺のは再発率も少ないし、このデータも病気になった人全体を対象にとったものらしい。

つまり、俺みたいに、現代の医学で調べれる限りで完全に悪い細胞が消えた人、消えなかった人や、年齢、初めの段階で亡くなった人を細分化して取った物ではないとの事だ。


初めの俺の主治医の先生は、「再発はそんなにない病気なんで、大丈夫ですよ。」と常に言ってくれてた。その言葉にどんなに救われたか。


例え再発しても、ほかに薬はあるし、まだまだやりようがあるらしい。まあ、最悪移植をすれば治る病気なんで。


もともと再発率も低い上、俺の場合は若いし、生命力もあるし、治療も非常にスムーズだったし、いいことだらけなので、俺の中では「もう治った」と認識している。


というか、1万人に1人くらいしかならない病気になった時点で、確率とかはもうあまり関係ないと思ってる。


運命じゃないかな?


じゃないと、世の中不公平すぎるでしょ?


中には生まれてすぐ病気になって、そのまま亡くなってしまう人もいるのだから。



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