昭和30年代に薬害で社会問題となった「サリドマイド」が、再承認
されることになったそうです。
サリドマイド事件とは、サリドマイド製剤の睡眠薬や胃腸薬を服用した
母親の胎内で、薬の影響を受け、四肢や耳に先天的な障害を受けて
生まれた事件です。その為、昭和37年に販売停止になりました。
「厚生労働省は18日、胎児の四肢などに深刻な障害を生んだ催眠
鎮静剤サリドマイドを、血液がんの一種、多発性骨腫の治療薬として
製造販売を承認する方針を決めた。
年内にも国内企業による販売が再開される見通しだ。
同日の有識者検討会で、原則として妊婦の服用を避けるため、〈1〉
承認を申請した藤本製薬(大阪府松原市)が患者、医師、薬剤師を登
録し、処方量や服用量を管理する〈2〉妊娠の可能性がある患者には
処方前に妊娠の有無を検査する〈3〉飲み残さず、不要になったら返却
する――などの必要事項を決めた」
(2008年9月18日20時26分 読売新聞より抜粋)
また、ハンセン病の治療薬としてサリドマイドが使われている例がブラ
ジルなど一部の国にあり、効果が確認されているらしのです。
ちゃんと服用条件を守れば、安全ということなんでしょうが、あれ程の
被害をもたらした薬でも別の角度からみれば、薬の効果が有効であり、
その為には再度承認される。ということなのでしょうが、私は、このよう
に重大な副作用をもたらす薬を承認して、ガイドラインを厳格に守りきる
ことが可能なのでしょうか? どうも、一抹の不安を感じました。