DHAやEPAなどのオメガ3系を摂取するには、皆さんもご存じの通り「青魚をたくさん食べるのが一番」ということになります。実際、サバやサンマなど、特に脂の部分にはDHAやEPAが豊富に含まれています。たとえばサンマを1尾食べれば、DHAが1000mg、EPAが700mg位摂れるといわれます。食養生というのは、少しずつでも毎日続けていくのが肝心。とはいえ、「そうそう毎日青魚ばかり食べてもいられない」という人や、「もともと魚が嫌い」という人が多いのではないでしょうか?そういう人は魚油の加工品や栄養補助食品などを味方につけて、少しでも積極的にオメガ3系を補うといいのではないかと思います。(抜粋:中原 英臣博士)
【バランスが崩れると…】 3系は環境や季節の変化に対して強く反応するのを和らげる、6系は逆に、反応を引き出す働きがあるそうです。6系を摂りすぎて二者のバランスが崩れると、健康状態に影響を及ぼす事が分かっています。では、このバランスを保つためにはどうしたら良いでしょうか?6系を減らすのも大切ですが、もっといいのは、3系の摂取量を増やすことです。何故「増やしたほうがいい」のかというと、3系の代表的存在であるドコサヘキサエン酸(DHA)やエイコサペンタエン酸(EPA)には、単に「バランスをとる」以上の事が期待出来るからです。例えば、DHAは、人間の脳を構成する成分のひとつで、知的活動を助けると言われています。さらに、体内で過剰となったアラキドン酸(別名ビタミンFと呼ばれるオメガ6系脂肪酸。必須脂肪酸だが、体内で過剰になると、身体にさまざまな悪影響を及ぼす。)の働きを抑える事で、デリケートな現代人の健康維持・増進に有用であると何年も前から注目されています。また、EPAは、生活習慣病の一次予防に役立つ成分と言われています。オメガ3系は、まさに、現代の日本人が必要とする成分の一つと言えるでしょう。
食生活で大切なのは、バランス良く栄養を摂る事。中でも、注目されているのが、2種類の多価不飽和脂肪酸のうち「オメガ3系」と「オメガ6系」の摂取バランスです。理想は、オメガ3系:オメガ6系=1:4。このバランスをキープする事で、季節や環境の変化に対する過剰反応を抑えたり、全身の健康レベルを上げられることは、研究者の間では常識となっているそうです。オメガ3系はマグロやマダイ、ブリ、サバ等背の青い魚やオキアミなどに多く含有され、DHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)といった成分が含まれます。オメガ6系はサフラワー油やひまわり油、コーン油などの調理用油をはじめ肉や卵に含有されます。かつて日本食が「体にいい」と言われていた理由のひとつは、肉料理や揚げ物が少なく、ご飯に味噌汁、焼き魚といった献立が多かったから…。食生活の欧米化などで、オメガ6系の摂取量が増えたことにより、オメガ3系が不足しがちです。