Rainstorm | 今夜はきまぐれ~Mustangのひとりごと~

今夜はきまぐれ~Mustangのひとりごと~

~WHO'LL BE THE FOOL TONIGHT~ Music Monologue by Mustang
ホントにきまぐれな更新でございます…(^^ゞ

まだ油断はできないが…

 

 

おまえのお手並みには感心するよ

周囲の期待に応えるんだな

状況が変わっているのがわからないのか

地滑りが起こるぞ

 

地面が足元から崩れる

予兆を感じる前になんとかしろ

俺は頭を勝ち取り、お前は尻尾をうしなう

なにを選んでもおまえは逃げられない

 

Ooh ooh, ooh ooh

空で爆発するもの

Ooh ooh, ooh ooh

暴風雨がやってくるぞ、気をつけろ

 

Oh こんなふうになるとは悲劇

出口はない、だから抵抗するな

雷雲は頭上にたれ込める

雷が落ちて地滑りが起こるのさ

 

Ooh ooh, ooh ooh

空で爆発するもの

Ooh ooh, ooh ooh

暴風雨がやってくるぞ、気をつけろ…

 

 

 

 

I'm amazed at the way you do

You do the things that they want you to

Can't you see there's a turning tide

It's gonna turn into a landslide

 

The ground will fall from your feet

You got to do before you feel the heat

It's heads I win and talis you lose

There's no escaping any way that you choose

 

Ooh Ooh Ooh Ooh

Somethings blowing up in the air

Ooh Ooh Ooh Ooh

There's a rainstorm coming, beware

 

Oh it's a tragedy it had to come to this

There's no way out don't you try to resist

The thunder cloud hanging overhead

It's gonna break and cause a landslide

 

Ooh Ooh Ooh Ooh

Somethings blowing up in the air

Ooh Ooh Ooh Ooh

There's a rainstorm coming, beware...

 
 
number the brave

"RAINSTORM" by WISHBONE ASH

from album "NUMBER THE BRAVE" (1981)

written by L. Wisefield/A. Powell/S. Upton 対訳/三角和代 UICY-94498 より

 

 

♪…

 

 

ようやく、その姿が消えつつある台風10号。

もうしばらく影響は残りそうだが、少なくとも歴史に名を残す台風になるのは間違いないだろう。

 

上陸時の勢力…その中心気圧から伊勢湾台風(1959)が引き合いに出されていたが、あくまでひとつの指標であって比較になるのは風速ぐらいのもの。

風速にしても値が同じでも被害が同じとは限らないわけで。

 

上陸時の中心気圧は伊勢湾台風が929mb(=hPa)で、10号は935hPaだったようだから上回りはしなかった。

しかし、風の被害は報道で見る限りかなり酷く、特に宮崎県内では突風(竜巻)が猛威を振るった。

 

上陸後の気圧上昇と移動の遅さ故に暴風被害範囲は東へ大きく広がらなかったものの、太平洋沿岸の大雨は桁外れになった。

被害範囲の広がり、新幹線をはじめとするする交通機関への影響も桁外れと言えるだろう。

とにかく記録的に酷い台風になるはず。

 

僕がもっと酷いと思ったのは…気象情報や交通機関に対する非難。

このような方々は気象観測がどういうものなのかろくに知らないとしか思えないし、何が起こっても人のせいにするのではないか…と邪推したくなる。

言い換えれば、自分で自分の身を守る意識が極めて低いことに気付きもしないのだろうと。

 

天気予報とは「大雑把」には、現在の状況と過去のデータの中から似た状況を探し出すようなもの…だと僕は認識している。

それは台風でも地震でも同じこと。

 

今回の台風10号の進路予測が定まらなかったのは「似たデータがなかった」ことに尽きるように思う。

身も蓋もない言い方をすれば「予測のしようがなかった」と。

 

また、10号においては「移動の遅さ」が桁外れだったわけで、導き出される確率の高い事象は「同じ状況が長く続く」ことぐらいだったのでは。

とはいえ「広範囲の大雨」は予測どおりだった。もちろんピンポイントの位置までは予測できなかった(というか不可能な)わけだが。

 

地球の歴史が45億年として、近代の気象観測からの天気予報なんて1世紀…100年程度の歴史しかない。

それで予測をするだけでも凄いことのはず。

 

 

天気予報を扱ったNHKの朝ドラ「おかえりモネ」(2021) の中で「10分後ならより正確に予測できる」という趣旨の台詞があったが、裏を返せば何時間、何日間も前から正確な予測はできないということ。

それでも精度を上げようと関係者は日々努力している。

 

僕はそれで当たり前だと思っている。

 

 

そういえば「おかえりモネ」の中に前例のない東から東北に直接上陸する台風のエピソードがあった。

(2016年の台風10号がモチーフ?これも迷走台風だった)

 

 

今回の10号について、僕は8月25日頃からTVの報道、天気予報、気象庁HP、ウェザーニュース、tenki.jp(日本気象協会)HPなどをマメにチェックしていた。時間が経過すれば予想も変わるものなので。

 

もともと僕は普段から気象情報には敏感だが、だからこそ種子島を通過した28日頃からの雨雲レーダーの状況にはゾッとした。

紫~赤色の反応が同じ時刻にあれほど広範囲に散見されたのはちょっと記憶になく、素人目にも過去に例のないことが起こると予感した。

 

天候に直接左右される職業の方々…農林水産業、交通物流関係に従事する方々も少なからず同じ思いだったのではないだろうか。

 

逆に気象情報や交通機関に対して非難した方々は、これらの職業に従事しているとは到底思えないし、危険から身を守る意識が低い、もしくは持ちあわせていないとしか思えない。

 

とはいえ、ここまで低次元ではなくても一般市民における「日頃の備え」の意識がまだまだ低いことは、先日の「南海トラフ地震臨時情報」発表後の「騒ぎ」が証明してしまったと思うし、今でも十分ではないと思う。

 

それは政府や行政にも…いや、十分なんてないのかも知れないが。

 

なにより、自分の身を守る意識が最も低い生物は人間だと思う。

気象情報や交通機関を非難したところで、痛い目に遭うのが自分だと解っていないのなら尚更で…

 

 

♪…

 

 

"RAINSTORM” …この曲をタイトルに使うのは2度目。

前回は2019年6月30日だったが、やっぱり気象の話でした。

(^^;