僕にとって VAN HALEN の登場はまさに「暗闇の爆撃」だった。
1978年…当時の僕は中学2年。
ちょうど洋楽にのめり込み始めたばかりの頃。
ハードロックも結構に耳にしていた。
DEEP PURPLE を手始めに、LED ZEPPELIN、UFO といったブリティッシュ勢、 KISS、AEROSMITH、MONTROSE、Ted Nugent などのアメリカン勢…
それは、ラジオから断片的に…だったけれど。
もちろん、僕はブリティッシュ・ロックとアメリカン・ロックの違いなんて全く分かっていなかった。
この頃だと…CHEAP TRICK、QUEEN そして SCORPIONS や JUDAS PRIEST も知っていたはず。
あとは…FOREIGNER か。TOTO は…もうちょっと後かな?
そんな時期に耳にしたのが… VAN HALEN の "YOU REALLY GOT ME"だった。
オリジナルの KINKS は全く知らなかったけど…(;^_^A
ギタリストのエディのプレイは「革命的」と称されるが、どうあれ僕にとって「聞いたことのないギター・サウンド」だったことは確か。
なんと言うか…「陽気でスリリング」…って感じだろうか。
それはギターだけでなくバンドのサウンド全体が。
バンドは…気がつけばアルバム・デビューからもう40年を超えている。
Edward Van Halen のプレイで最も多くの人が耳にしたのはこれだろう。
(ま、有名な話ではありますが…)
"BEAT IT" 間奏のギター・ソロ(3'10"~)がエディのプレイ。
バッキングのギターは TOTO のルーク… Steve Lukather。
そういえばルークの 1stソロアルバム、"LUKATHER"(1989) の1曲目 "TWIST THE KNIFE" でベースを弾いているのがエディだったりして…
10月6日に旅立ったエディ…Edward Van Halen。
享年65歳は「ロックンロールにゃ老けたけど死ぬにはチョイと若すぎる」。
それは鬼籍に入ったミュージシャンの皆さん全てに僕は同じ思いを持つけれど…
彼はギタリスト…ギター・ヒーローとして間違いなくエポックな存在。
これまでも…そして、これからも。
少なくとも、音楽…洋楽好きの僕にとって間違いなくエポックな存在のひとりなのだから…
R.I.P.
VAN HALEN (炎の導火線)/VAN HALEN (1978)
"ERUPTION(暗闇の爆撃)" (E. V. Halen/A. V. Halen/M. Anthony/D. L. Roth)
"YOU REALLY GOT ME" (R. Davis)
※2020.10.8 追記
”どんなに悲しい時でも思い出したら笑うこと必至。”
そういえば、エディほど笑顔の似合うハードロック・ギタリストはいなかったな。
(^O^)/