懐かしの4号線 | 今夜はきまぐれ~Mustangのひとりごと~

今夜はきまぐれ~Mustangのひとりごと~

~WHO'LL BE THE FOOL TONIGHT~ Music Monologue by Mustang
ホントにきまぐれな更新でございます…(^^ゞ

4号線の朝焼けは海を越えてくる
まだ明けきらぬ町並を最後のパレードさ
カーラジオの笛の音に合わせ歌う牛追い唄
フロントガラスに僕らが愛した山々が見えている

ジョージは今夜大阪へ ユキオは明日札幌へ
おいらのきっぷの行先は東京
さよなら愛すべきすべて

春のいぶきを聞きながらも 雪に埋もれた街
僕らはこの街で生まれ育った そして良い子だった
僕らは橋の上から投げ捨てる空いたウイスキーのびん
氷のわれ目からあふれ出す とめどない流れ

孝一よ飛ばせ!思い切り 街はずれの丘にかけのぼれ
静かに眠った町並見おろし
みんなで叫ぶさよならを

スパイクタイヤがきしみ出し 汽笛がおれの胸を打つ
おいらのきっぷの行先は東京
さよなら愛すべきすべて

4号線の朝焼けは海を越えてくる
64年のブルーバードが僕らのすべてだった




"懐かしの4号線" by 高橋研
from single (1979)
written by 高橋研



なかなか春が来ない。
でも、暦は確実に年度末。
新年度に向けた準備や旅立ちの季節…のはずなのだが。

前回に続いて東北シーンからのミュージシャン、高橋研のデビュー曲だ。
しかし、高橋研は2年程で一旦音楽シーンから姿を消した。
次にその名前を僕が見たのは、アルフィー(THE ALFEE)のブレイク曲となった "メリーアン" で共作者としてクレジットされた時。
以後は裏方の仕事が多いようだ。

この曲も、前回の "星の旅" 同様にラジオで聞いた記憶しなかったのだが、僕の記憶にしっかり記録された1曲だ。

初めて耳にしてから何年か後、仙台から築館までバスを利用する機会があった。
それが僕の国道4号線初体験(?)だった。
就職してからは、何度も4号線を通ったことがある。

その度に僕の耳にはこの曲が聴こえていた。

しかし、日本海側に住む身としては「朝焼けが海を越えてくる」のを見ることはない。
夕日が海に沈むのは何度も見ているけど…

十数年前に、気仙沼(大島)へ行った時に、綺麗な朝焼けを見たことがあるが、宿の窓からだったので残念ながら「海を越えて」ではなかった。

だから、復興が成った時には、必ず「海を越えてくる朝焼け」を見に行きたいと思う。



今、海を越えた結婚生活に旅立とうとしている優々さんに、この曲を贈ります。
こんな時だからこそ、お幸せに。

そして、海を越えたブログ更新、よろしくお願いします。