インストで雨の曲…ということで、本日は高中正義。
(※6月20日、ジャケット2枚追加)高中正義で雨とイメージとなると、なんと言っても "THE RAINBOW GOBLINS(虹伝説)" ではあるが…
僕が好きなのはこの曲。
(PC以外の方、申し訳ない…)
from album "ALONE"(1981)
written by Masayoshi Takanaka
♪
フュージョン系としては画期的な大作(LPでは2枚組)だった "虹伝説" の次に発表された "ALONE"。
絵本を音楽にする…という力の入った作品の後だから…ではないと思うが、高中正義のアルバムの中では最も「軽さ」が心地良い作品…と僕は思っている。
もちろん、決して内容が「軽い」のではない。
ハードなギター・トーンや強力なビートは少ないけれど、メロディとアレンジが心地良く…静かに熱い…そんな感じだろうか。
THE RAINBOW GOBLINS (1981)
"虹伝説"(続編を含めて)を番外とすると、高中正義の曲で直接「雨」に関連するタイトルを持つ曲は、案外少ない。
ソロ名義のアルバム全てをチェックしてみたが、今回の "SHE'S RAIN" の他には "JOLLY JIVE" と "SUPER TAKANAKA LIVE !"(1980) 収録の "RAINY DAY BLUE" (ま、これは定番)と、"WALKIN' "(1999) 収録の "蝉時雨" ぐらいしか見つからなかった。
…あ、教則レコード企画の "ON GUITAR"(1978) に "RAINBOW" って曲もあったっけ。
2000年代に入って毎年恒例となっている、日比谷野音ライヴでは度々「雨男」ぶりを発揮しているにも関わらず…(笑)。
♪ Rehearsal~Speed Of Love (LIVE 2004)
話をアルバム "ALONE" に戻すと、テンポの速い曲はオープニングの "SPEED OF LOVE" だけだと言っていい。"虹伝説" にも参加した星勝のアレンジによるストリングスが加わった曲が2曲あって、その1曲が "SHE'S RAIN" だ。
どこかで "虹伝説" のイメージを継承しているのかも知れない。
♪
"虹伝説" という映画を観終わって劇場の外へ出た。
目の前にはいつものビル街。
サラサラと雨が降っている。
空を見上げると、どうやら雲が切れそうな気配。
…ちょっと虹でも探しに行くか。
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…こんな光景を勝手に想像するのも悪くない。
アルバムのタイトル・トラックも高中バラードの名曲なので…