文系講師マゴメです。
ポリティカルコレクトを無視して、
平気で男女を区別する私です。
「男女差はそりゃあるでしょう」
「給食着やプリントを出さないのは男の子だ」
昆虫好きや鉄道好き、
乗馬好きや野球好きは男女問わないです。
競馬界では今村聖奈という、
偉大なジョッキーが誕生しています(布教)。
SAPIXでは、
男子校の国語問題を女子に、
女子校の問題を男子に解かせています。
どの分野でも男女差が消えつつあると。
さて、
ものを離れ人を好きになる、
「初恋もの」は男女どちらが多いのか?
「中学受験はほぼ男の子じゃない?」
「女の子の初恋はすでにテーマにならないんじゃ?」
そうなの?
そうかも。
「恋に恋する」
というのは昔のマンガではよくありました。
女は恋に恋するに始まり男を恋するに終わり、
男は女を恋するに始まり恋に恋するに終わる。
綺麗な対比になっている、
昔からある言葉ですが、
んー、
ちょっとびっくりすることに、
男女差はあると主張する私ですら、
この言葉に違和感を感じました。
やはり時代は変わったんでしょう。
恋に恋する時代ではないと。
「恋に溺れる18歳・風呂で溺れる81歳」
話がずれそうなんで元に戻しますが、
今だと2.5次元というか、
現実の恋愛市場が劣化しているというか、
「初恋」というより、
「推し」になっちゃうわけですね。
「推しの心理が中受で出ると怖いです・・・」
あー・・・やばいかも。
推し、燃ゆは入試で出てないんでしたっけ?
そもそも中学の国語担当者が、
入試問題を作りにくいという説もあり。
推しによって引っ張りあげられ、
生活にハリが出る(ハリを無理やり出す)感覚。
そしてもう一つ、
推しに対して自らを投げ出す、
献身の心地よさ。
「自分を投げ出すのが気持ちいいんでしょうね」
「自分自身を嫌う人の比率はおそらく過去最高ですから」
さて、
夏休みが終わってから言うなという話ですが、
本屋大賞受賞作は、
中学入試でめっちゃ出ます。
「推し、燃ゆ」
は本屋大賞はとってないし、
テーマとして、
「そういうのが出る可能性」
だけチェックしておけばいいと。
(これは講師の領域)
私はもちろん、
本屋大賞受賞作はほぼ8割がた嫌いです。
作者が嫌いということではないですよ。
作品が嫌いなだけ。
書店員が投票で選ぶという時点で、
妙に平準化されて、
つまらなくなってしまうわけですよ。
人気投票1位の作品が、
一生心に残る本になったりはしません。
「店長イチ推し」
「店員イチ推し」
って感じで、
一人がすすめてくれる方がたいていは面白い。
「私以外の誰もその本の良さに気づいていない」
「これは私が布教しなければ、みたいなやつ」
妙な義務感というか、
「神から与えられた使命」を感じてしまう。
それこそが推しの絶対条件ですから。
↓ランキング参加しています、
↓クリックしていただけると、非常に嬉しいです^^