SFCが出題する選挙の方法 | 世界は「ことば」でできている 〜文系講師の受験ブログ

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令和百人一首リレーの管理人です

「人の噂も75日」の英語版が、

 

「A Wonder lasts but nine days.」

 

驚きは9日間しか持続しないんですね。

 

「英語のことわざをたくさん覚えよう!」

 

これが高校の勉強で、

 

「英語圏と日本語圏のことわざの違いは、

 何に起因するのか?」

 

「中国やラテン系・スラヴ系ではどうなのか?」

 

これが大学の勉強です。

慶應志木高校なんかではやっていますけどね

中学部作ってくれないかな

「大学の勉強のほうが面白い!」

 

そうなんですよ。

ルペンさんどうもです。

 

ルペン氏は選挙では負けたみたいですが、

5年前と違って、

「勝つ可能性がゼロではなかった」

というのがポイントでしょうか。

 

決選投票システムは難しいですね。

無難な人が選ばれがち。

 

ルペン氏の政策だと、

EUからは抜けずにNATOから抜けるという話でしたが、

NATOはそもそも存在自体がおかしいので。

 

冷戦も終わったし、

ドイツを抑えるという、

NATO設立当初の目的が、

まるで達成されていません。

「話がずれそうです」

 

フランスの選挙制度はなぜこうなっているのか?

という話でした。

 

日本の選挙制度はこれでいいのか、

そもそも選挙制度って何種類あるのか、

ベストのやり方はどれか?

 

これは慶應SFCで出されたことがあり、

私もしばしば授業で説明します。

 

SFCの場合は、

予備校によって、

あるいは過去問集によって、

解答が変わるんですよ。

 

2018の総合政策の小論文は面白いです。

 

いろいろな選び方があるんで、

投票者の嗜好を示した上で、

実際にどうなるか試させるんですよ。

 

・単純多数決

 

・決選投票つき多数決(フランス大統領選はこれ)

 

・逐次消去法(最下位だけ落として毎回やり直す)

 

・ペアごとの多数決(この2人ならどちらがいいか)

 

・順位評点法(1位4点・・・・5位0点)

 

この5つの選び方によって、

AからEの5人の候補者のなかで、

当選者が毎回変わります。

 

SFCはかなり突っ込んだ出題で、

続きがあります。

 

・この5つのルールをどうやってグループ化できるか?

 

・5つのルールの優劣をつける(どういう根拠かを明示)

 

・社会的選択における現実の事例の中で、

 あなたが興味深いと感じるものを300字以内で説明せよ

 

「これはホセですねえ」

 

SFCの場合、

参考資料はありますけどね。

資料を読むとかえって難しくなるという説もあり

 

慶應SFCといえば、

ちょっと前に書いたフェルミ推定、

「シャーペンは国内で1年間に何本売れるか?」

どっちが好きかは意見が分かれるでしょうが、

これは解答があるから面白くないとも言えます。

 

「この出題意図は選挙だけじゃないな」

 

「大学入試での選抜方法にも応用できるんじゃ?」

 

ぜひそこまで考えてほしいところでした。

 

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