中受生が知っておくべき乙女心(2) | 世界は「ことば」でできている 〜文系講師の受験ブログ

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講師生活27年文系プロ家庭教師のブログです。

令和百人一首リレーの管理人です

「自分を会員にするようなクラブには入りたくない」

 

そう言ったのはグルーチョ=マルクス。

 

 

「私なんかとつきあうような男とはつきあいたくない」

 

これが乙女心ということでいかがでしょう?

「じゃ、もうそれで」

 

投げやりに認められてしまいましたが、

文系講師マゴメです。

当たってると思うんだけどな

 

もちろん上記は、

「乙女心」というより、

「婚活心」っぽいので、

中学入試ではでてきません(たぶん)。

 

中学入試に出る長文、

しかも女子校ではなく、

男子校や共学に出てくる「乙女」ということで、

2017の本郷にしてみようかと。

 

この年度の物語は、

額賀澪さんの「タスキメシ」

 

 

箱根編も出ているのか・・・

 

この中に出てくる「都」という女の子が、

とてもいいんですよ。

 

「都はまったく乙女じゃないと思うんだけど」

 

完全に私の趣味です。

 

兄の早馬はなぜ陸上を捨てて、

管理栄養士になろうと決意したのか?

弟の春馬がその謎を探るべく、

兄に料理を教えている「都」に会いに行くわけです。

都が変なことを言って、

兄をそそのかしているんじゃないかと。

 

都と会話をしているうちに、

都はぞんざいな口調ながら、

冷静な視点で兄を見守っているらしいと気づきます。

 

そこに兄の早馬がやってきてしまい、

春馬は教卓の下に隠れる。

そこで二人の会話を聞く中で、

早馬と都の会話が、

陸上を辞めた理由に触れます。

 

「もう、俺は弟に負けないで済むんだ」

兄が陸上を辞めたのは春馬自身が原因だったと、

春馬は知るわけでした。

 

(引用)

けれど、どうしてだろう。

あの乱暴な口調の井坂都が、

がさつで無遠慮で一ミリとて優しさとか気配りを見せない都が、

兄の傷口をそっと撫でてやる姿が目に浮かんだ。

春馬も助川も、

父も顧問もコーチも真木先生も癒してやれなかった傷を、

静かに、静かに。

(引用終了)

 

正解は次の写真のあとに書きます。

 

そういうわけで、

少女マンガにもしばしば、

「がさつで無遠慮な少女」

という脇役が出てきます。

 

賭けてもいいですが、

賭けなくてもいいですが

その脇役のガサツな子は、

「ここぞ」という場面で「いい仕事」をします。

 

主人公の内面というか、

「本音」を反映させるキャラ、

ということなんでしょう。

 

しばしば主人公の子を、

勇気ある行動へと導きます。

正解はもちろん「ア」だよね

 

その通りですが、

「ウ」の誤答がめちゃ多いんですよ。

 

ウを選ぶなんて、

「なにもわかっちゃいない」

も同然です。

 

少女マンガを最低でも10冊以上読んでください。

 

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