なぜ初恋ネタが出されるのか | 世界は「ことば」でできている 〜文系講師の受験ブログ

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そういうわけで、

体調が戻りつつある文系講師マゴメです。

多分土曜の午後は授業行けます(業務連絡)

 

さていきなりな題名ですが、

「中学入試においてなぜ初恋ネタが出されるのか」?

 

答は、

A「恋愛によって初めて他者に出会えるから」

 

言い換えると、

B「初めて自分を理解できるから」

ではないかと。

 

「ちょっと何を言ってるかわからない」

 

え、そう?

 

Bは簡単でしょう。

 

「あ、俺はこんな人が好きだったのか」

「なぜこんな男に惹かれてしまうのか」

みたいなことですね。

 

たいていは自分の外見を気にするようになり、

気分が盛り上がったり落ち込んだり、

要は「行動」が変わります。

 

そこで初めて、

「あー自分はほんとにこの髪型は似合わないんだな」

「こういう服装はダメだ」

と多少は気にするようになると。

 

中学受験においてはこのレベルでたいていおしまい。

 

問題はAですね。

「恋愛によって初めて他者に出会えるから」

「他者と他人ってのは違うの?」

 

「へえ、キュウリが嫌いなんだ」

で終わる相手が他人で、

「え、なぜキュウリが嫌いなの?」

まで知りたくなるのが他者ってことです。

 

他人は自分の人生に関わってこないけど、

他者は自分の人生に

好むと好まざるに関わらず、

関わってくる相手と言えます。

 

「なぜキュウリが嫌いなのか」

それを知らないと、

まずい事態になるかもしれないってことですね。

 

このあたりはすべて鴻上尚史さんの、

「あなたの思いを伝える表現力のレッスン」

P165から166を参考にしています。

 

「どうして中受で初恋ネタを出すか、まだ答えていない気が」

 

中受をする、

主に小6男子ですが。

彼らは他者と出会ってない可能性があるからです。

 

つまり、

他者の行動原理を本気で知りたいと思わない、

したがって自分のこともよくわからない、

そのまま育っている可能性が高いと。

 

 

・・・ここまで書いて疲れちゃったわけですが、

これだけでわかりますよね。

 

じゃ、これで。

 

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