1519年マゼラン一行はスペインを出発、
西へ向かい世界一周、1522年に帰国しました。
航海の間、彼らは1日も欠かさず航海日誌をつけていました。
しかし、帰国した日の航海日誌の日付と、
実際の日付はズレていました。
航海日誌の日付が2月1日だったとすると、
実際の日付は何月何日ですか?
とある中学の過去問ですが、
やっぱり(?)生徒が引っかかっていました。
1月31日か2月2日だろうってことは推測できるので、
「2択に強い子」はまぐれで正解しちゃいそう。
だから、この時期にちゃんと間違ってよかったのかも。
「日付変更線を東から西へ越えるから1日進めなきゃダメ」
なんて、
「味も素っ気もない解説」
でもいいんですが、
納得できない子が多いです。
「1日損したわけ?」
とか、
「だって毎日つけてたんだから関係ないでしょ!」
とかですね。
「気分」でわからせるためには、
ちょっと面倒な説明が必要です。
「船では毎日ちょっとずつ、24時間より長かったわけよ」
「だって毎朝、日の出から逃げてるわけだから」
「たとえば15度進むと1時間ずれるでしょ」
「1日に西へ15度進むと、日の出が1時間遅れるから、
船での1日が25時間になっちゃうわけ」
「実際はもっとちょっとずつ、
船での1日が長くなってるだけだから、気づかない」
たぶんこれで納得できると思います。
「天動説的な説明(!)」
だから答えは「2月2日」。
実際は「日の出」にしちゃうと、
「日の出の時刻自体もずれる」からちょっとマズイわけです。
「南中の時刻」などにしたほうが正確ですけどね。
でも「納得すればいい」わけで。
「南中より日の出のほうが納得しやすい」
ですから大丈夫です。
わたしはB型ですが、なにか?
ここで張り切って、
「地球儀を持ち出して説明する」と、
かえって混乱しがちですからご注意ください。
生徒に説明させる場合に地球儀を使わせるのはアリです。
そもそも、
「80日間世界一周」を読んでるとわかるんですけどね。
あれは逆回り、
東へと一周して1日得する話。
まさかのネタバレでした。
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