以前のブログでご紹介した電動コンプレッサー式クーラー取付事例510ブルーバードですが、冷媒配管がオーナーの平野氏の手によりフルリニューアルされましたので、改めてご紹介をさせて頂きます。
冷媒配管がフルアルミパイピングになりました。
トランクフロア下にマウントされたコンデンサーに繋がる配管もアルミパイピング化。
ちなみに、電動ファンはコンデンサーの上に装着されています。
冷媒配管をアルミパイピング化する方法をご紹介します。
これはレシーバータンクの画像になります。
レシーバータンクのフィッティングはIN・OUT共に#6のインサートOリングというタイプ。
ここにインサートOリングオス5/8-18” UNF→ANオス9/16-18” SAE変換アダプターに付属する赤丸のパーツを装着します。
その上からインサートOリングオス5/8-18” UNF→ANオス9/16-18” SAE変換アダプターの青丸のパーツを装着します。
この様になります。
そうすると、アルミパイプを37度フレアツールでフレア加工して、一般的に流通しているAN規格#6のチュービングナットで接続出来る様になります。
注:フレアツールには37度用と45度用が有ります。
#10も、#10インサートOリングオス→37度テーパー変換アダプターの上にダイレクトにAN規格#10チュービングナットが装着出来ます。
※画像はエバポレーターの#10です。
赤丸が#8、青丸が#6。
#6側だけ黒色のアダプターが装着されている事がお分かり頂けるかと思います。
#6だけはインサートOリングオス5/8-18” UNF→ANオス9/16-18” SAE変換アダプターが必要になるという事になります。
青色と赤色のキャップが装着されている部分がサービスポートになります。
今現在は弊社では取り扱いが有りませんが、パイピングにサービスポートを設ける為のパーツが通販等で販売されていますので、それらをご利用下さい。
魅せるエンジンルームにはコンプレッサー・コンデンサーを設置しないで、可能な限りクーラー構成パーツは隠す。
しかし、見えない場所に設置したクーラー構成パーツも美しく仕上げる。
そんなオーナーの平野氏の想いから生まれたパイピング化の為のパーツのご紹介でした。
例えば、コンプレッサーをトランクルーム・コンデンサーはフロントラジエター前・エバポレーターはダッシュボード吊り下げ式の様に各クーラー構成パーツが離れて設置されている場合に、室内やフロア下に長い冷媒配管を通す際にもパイピング化は有効だと思います。