製廃部品をあの手この手でVol.1 | CRUIZE公式ブログ

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機能的な部分ばかり手を入れていたので「こんだけ手間暇かけても少しも綺麗になっていかないですねぇ😅」というツッコミを受け、休日にはコツコツとクリーニングや補修をしています。




テールランプの枠?のスタッドボルトも錆びついてましたが、なんとか折れずに交換する事が出来ました😅




進めていくうちに、たびたび製廃の壁に行く手を阻まれるので、その都度3D CADで図面化して作製しています。

これはW114前期モデルのフロントバンパー下のモールを装着する際に使うプラスチック製クリップです。




これも同じモールの固定に使うのですが、左右の端の1箇所だけ鉄製のパーツが使われていて、これも製廃でした。恐らくプラスチック製クリップが破損しても脱落しない様に1箇所だけ保険として鉄製パーツ&ボルトナットが使われていると思うので、このパーツはステンレスで作りました。純正部品とは形状が異なりますが、仮に当てがってみた所良さそうです😊




前期ステアリングのホーンリング?の絶縁用のゴム製パーツが今にも破損しそうなギリギリの状態でしたので、靭性の高いプラスチックで作ります。

恐らく、材質的には後処理で柔らかさ・しなやかさを持たせる事が出来ると思うので、その様な処理も試してみようと考えています🤔





三角窓を開閉する為のダイアルも作りました。形状は良いのですが、純正部品は中心の筒状の部分が金属製なので、オールプラスチック製でも破損しないでキチンと機能するのか?実際に装着して試してみないといけません😅




ダッシュボード中央のスピーカーカバーの作製もトライしていますが、ダッシュボードの約845rという微妙な曲面、サイズもまぁまぁ大きなサイズ(約300×130)で反りやすい、穴が多数空いていて剛性が確保しにくいなどなど・・・なかなか難しい形状ですね💦


そうやすやすと進ませて貰えないのですが、新車当時の時代背景、当時の設計への考え方などにも思いを馳せつつ楽しみながら学ばせて頂いております🤗


余談ですが、W114を運転していた時に「6気筒エンジンを積んでこんな細いタイヤ履いてロールも凄いのに、コーナーリングがずいぶん良いんだなぁ」と感じました🙀


車検証の軸重から調べてみたら燃料満タンで前席2名乗車時に前後重量バランスがほぼ50:50‼️

なるほど〜!と腑に落ちました。

1968年にデビューした車ながら4輪ディスクブレーキ、フロントはダブルウィッシュボーン、リアはセミトレ。「最善か無か」のキャッチコピー通り、最善が盛り込まれた車だったのだなぁと感じました。


当時の最善にはまだまだ遠いですが、千里の道も一歩から。引き続きボチボチやって参ります😤