今回は14の中の1番目
① ロービームもハイビームもバッチリ明るい(H4)
について
◉ ロービームについて
ロービームの明るさを向上させましょう!だから、ヘッドライトテスターに表示されるcd(カンデラ)の数値を増やそう!
もし、この様に考えた場合、ヘッドライトテスターのcd測定位置に光を集めるので、スポットライトの様な配光になってしまいます。
照射されている路面には、光が集まってすごく明るい箇所と、その周辺のあまり明るくない箇所が出来ます。
これは車検的には超優秀な状態ですが、人間の目からすると、明るい箇所とあまり明るくない箇所の相対的な差で、あまり明るくない箇所が凄く暗く感じてしまいます。
ですので、照らされている路面に明暗の差が極力生じにくい様に製作しました。
その分cd測定値は落ちますが、ヘッドライトテスターが運転する訳ではないので、ドライバーからの見やすさに重点を置きました。
◉ ハイビームについて
ハイビームは遠くまで光を届けたいので、ロービームとは違い、光を遠くに集める方向で考えました。
もし、手前に明るい場所を作ると、相対的な明るさの差で、遠方への照射が物足りなく感じます。
1番明るい所を遠くに置いて、手前に向かって明るさが減少してくれば、ハイビームの時に遠くは良く見えるけれども、手前が暗いと感じる事は有りません。
しかし、極端に遠くに集め過ぎるのも良くないので、色々なヘッドライトに装着して、ヘッドライトテスターで測定した時に、最高光度部分が上下や左右に割れない仕様で作製致しました。
◉ ロービーム/ハイビーム両方について
新型H4 LEDは、
ロービーム1本あたり2000lm(ルーメン)
ハイビーム1本あたり2000lm(ルーメン)
です。
通常、カタログ値は冷間時の最大lmを記載するのですが、新型H4は温間時で2000lmです。
点灯直後の瞬間値ではなく、入力電流からの理論値でもなく、実測値で2000lmです。
ちなみに消費電力は1本あたり20Wです。
ロービーム、ハイビーム切り替え動画
次回は② ロービームもハイビームも車検に合格する編です!