「新NISAでお金を増やすことができる」宣伝文句を信じるのは危険です。 | きままなひととき

きままなひととき

いらっしゃい!
きままなひとときをご覧ください。

新NISAだと、さも魔法のようにお金が増える、ようなトーンで証券取引所社員や証券会社社員が説明しているのをNHKニュースで見て、危険だと思い、この記事を書いています。

 

ニュースでは、説明会場の若い世代が熱気に包まれているとの報道がありましたし、証券会社も運用成績をあげるために色々と改善方策を進めている話もニュースでやっていました。証券会社には高度な投資専門家がいて適切なアドバイスももらえてしろうとでも安心だしリスクもないと勘違いしそうです。

危ない、危ない!

そのカン違い、非常に危険です!

 

株式などの投資には、新NISAや他の口座でも必ずリスクがあります。つまり、運用次第で元本割れの損失が出る可能性があります。投信にも、金融商品すべてがそうです。

例外は、国債と銀行の預金、定期預金だけです。これは元本保証であり元本割れしないですが、それ以外のすべての投資金融商品は、新NISAであっても元本割れ、つまり、損失が出る可能性があることを覚悟しないとなりません。証券会社の専門家、の肩書に騙されてはいけません。私は、さんざんカン違いして騙されましたから、損失も経験したがゆえに、この記事を書いています。

 

そもそも、新NISAは、非課税口座、というだけのことであり、それ以外は証券会社の既存口座と全く同じで、投資リスク、つまり損失が出る事も全く同じですし、間違っても利益保証口座では決してありません。

 

そのことも、政府以下証券会社はきちんと説明しないと、なんだか新NISAは魔法のように「お金が増える」と勘違いします。

 

新NISAは、ポイントは、

・非課税枠が1800万円まで。

・保有期間が無期限になった。

だけのこと。

これまでのNISAは、

・非課税枠:800万円まで(=上限)

・保有期間:最長20年まで

の制約がありましたが、それを拡充、撤廃しただけのことです。

NHK全国ニュースで騒ぐほどのことではありません。

新NISAは元本割れのリスクも当然ありますし、運用次第では大幅な赤字にもなる既存口座と同じです。

ですので、金融商品とその取引知識が絶対に必要で、しろうとが銀行にお金を預けるようにして積み立てて、新NISAにお金を置いておけば、利率良く自動的にお金が増える、なんてことは絶対にありません。放置すれば損失、大損するリスクも十分あり、損失が出て貴重なお金が消えてしまってから嘆いても遅いです。証券会社は絶対に損失に責任を持ちませんし、自己責任が絶対原則となっていますから、損したら、いくら証券マンに勧められても、自己責任です!

 

何度もくどいですが、新NISA口座を使って運用する投資金融商品の損失・元本割れは、すべて自己責任ですので、お金を積立て預けっぱなしにしてよい口座では決してありません。銀行の定期積立預金とは根本的に違うと認識しないと、元本割れして、お金が減って慌てても、もう遅いです。

 

そのことも、ニュースなどでちゃんと言わないと、若い世代が証券会社、証券取引所の餌食になるだけです。

「新NISAはお金が増える、資産形成に有利」(←危険!)

のキーワードで、耳に心地よい言葉だけ並べて勧誘するのは証券会社の常とう手段。騙されてはいけません。

 

これから新NISAをしようと思う人たちは、必ず、契約前に、損失リスクについてもきちんと質問しましょう。証券会社の人は、こちらから聞かないと、なかなか損失について、しろうとにわかりやすく説明しませんし、証券マンに勧められても、投信商品など買った結果のリスクはすべて自己責任であり、勧めた証券マンに責任がない契約になっていますので、そこも注意しないと、損失が出て大慌てする羽目になります。

 

この損失が十分にあることもしっかりと政府も証券会社もマスコミも言わないと、カン違い者が続出しかねないです。

そのことを危惧しています。

 

ではでは。

 

 

#新NISA、#損失リスクあり、#自己責任、#証券マンは責任とらない、#勧められても自己責任、#素人が金融商品に手を出すのは危険、#知識と勉強が必要、#証券会社、#証券取引所、#NHK,#政府、#資産形成