「付き合っている」はどこから? | きままなひととき

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読者の皆さんは、

「付き合っている。」

は、どこから? だと思います?

人により違うであろうこの基準で失敗したことがあります。

 

 

大学4年生の時、帰郷して行った高校の教育実習で知り合った同じ実習生の女子に、友達感覚で連絡(電話)し、帰郷したおりに純喫茶店で2時間程度談笑をしました。近況報告です。話しやすい相手でした。

でも、会ったのは約7か月間に3回。3回目は私は就職が決まり、卒業前の冬休みにその女子に会いました。

そうしたら、彼女は、

「私のこと、どう思っているのですか?」

と質問してきました。帰郷した時に連絡し、談笑するだけで、私は同じ高校出身の友達感覚でいましたが、彼女はそうではなかったよぅです。

彼女を戸惑わせていたようで、そう質問されて、ハッとしました。

「あの…、話があう友達として好きです。」

そう答えました。それ以来、私は安易に連絡してはいけないと思いました。

ただ、私がぱっとしない男なので、まさか好意を抱いてもらえているなど、全く考えていませんでした。女子とは友達どまりが多かったので、彼女に対しても同様に認識していました。

 

卒業して入社した会社で、新人研修期間中、なんと彼女の同じ大学サークルだったという同期男子が私に声をかけてきました。

「おまえ、〇〇子と付き合っていて、ふっただろう。」

と、面識もないのに、その同期男子からいきなり詰問されてしまいました。その男は彼女に好意でもあったのでしょうか、初対面なのに、彼女から私が同じ会社に就職したことを聞いていたのでしょう。この男は彼女のなんなん? とも思いましたが、その言い方を聞いて、彼女は私と、

「つきあっている。」

とその男に言っていたことが初めてわかりました。

つきあっている、の認識のずれが、こうした誤解を招いてしまい、初対面の同期男子から詰問される始末。

 

私は、彼女とは談笑しただけで、手をつなぐとか触れるとか、友達と思っているので一切しませんでしたが、この詰問男子から見れば、私は

「彼女の心をもてあそんだ悪い男」

と認識されていたのは間違いなく、彼には、

「話があう友達だと思っていたし、数回会って会話しただけで。」

と言いましたが、先入観で思い込みが強い詰問男子には、

「ふった言訳」

としか認識されず、その同期とはその後一切口をききませんでした。

 

彼女と数回会って談笑しただけで

「付き合っている。」

との認識だったとわかり、私は「友達」との認識しかなくて、失敗してしまいました。

 

どこがいけなかったのか、2人で会って 純喫茶店で数回、昼間約2時間程度談笑するだけで、

「つきあっている。」

との認識になるのか、いやいや、2人だけで会う、というだけで、それはもう

「つきあっている」

ことになるのか、人によってその定義が違うだけに、もっと慎重になるべきであったと学習しました。

 

私は、当時、

「僕とつきあってください。」

と言って、相手が

「はい、わかりました。よろしくお願いします。」

といった会話で、付き合いが始まると考えていて、それ以降は手をつないだり寄り添って仲良く歩いたりでデートして、ときめくことがその心かと認識していたのですが、人それぞれなのかもしれません。

 

どういう関係なら、付き合っている、といえるのかどうか、相手によりけりかな、とも思いますが、読者の皆さんはいかがでしょうか?

 

 

あっ…!、ここまで書いてきて、もうひとつの可能性に気付きました。それは、

「この粘着男子を振るために、彼女は私をダシに使っただけ」

だったかもしれず、彼女自身も、本心では私とつきあっている、とは認識していなかったのかもしれません。私へは単なる意思確認だけの質問だったわけで深い意味は無く、女子が言い寄られた男子を断る際に、

「つきあっている彼がいる。」

と言うのは、常套手段ですしね。

なぁんだ、そういうことだったのか、と腑に落ちました。

粘着男子は、フラれた腹いせに、「彼」とはどんな奴か、と私を探し、初対面なのにいきなり詰問して、フラれた不満を私にぶつけてきた、と考えられます。

そう合点がいき、なんだか拍子抜けしました。

そうそう、そもそも私がモテるわけはないのです。

 

ではでは。

 

 

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