「記録的短時間大雨情報」って洪水級の集中豪雨だ、って意味が瞬時に通じてます? | きままなひととき

きままなひととき

いらっしゃい!
きままなひとときをご覧ください。

気象庁の、比較的最近使われだした、

「記録的短時間大雨情報」

って、数年に一度の激しい集中豪雨であり洪水などの危険災害が出る大雨警報、の意味ですが、通じています?

私には瞬時には通じていません。

なんか、文学的というか、冗長な、悠長な、というか、

記録的、

つまり、〇〇的、

の修飾語をつけて、かえって悠長さ冗長さが強調され、間延びした感じになっていると思います。

さらに、豪雨、警報、などの危険性が伝わる漢字が全く使われていません。

せめて、

「記録的短時間大雨警報

警報の文字を入れてほしいですね。
 

さらに、実際の気象現象は決して「短時間」ではありません。線状降水帯の発生と共にこの大雨警報が出ることが多いですので、長時間激しい豪雨が降り続き、河川氾濫の洪水、土砂崩れなどが発生します。

 

せめて、

猛烈豪雨警報

激烈豪雨警報

爆雨警報

激雨警報

猛雨警報

とか、短く表現できるほうが伝わると思うのですよ。

気象庁の台風の強さ表現にも

猛烈な

という表現が公式にありますしね。猛々しい雨、の表現も現実に近いかと思います。

 

テレビ局も、危険性が伝わりにくい、という懸念があるのか、「記録的短時間大雨情報」というだけでなく、最近では、大雨洪水の元凶である、

「線状降水帯が発生」

を付け加えて報道するケースが多いです。この「線状降水帯」は熊本での集中豪雨で河川が氾濫して大きな災害となった時に使われていた表現で、これが全国に広がり、

線状降水帯=危険な雨が続く=河川氾濫し洪水が起きる

との意味合いで理解されるようになりましたね。

 

とはいえ、私の表現のほうがよいとも言えないので、せめて、

「記録的短時間大雨情報

ではなく、

記録的短時間大雨警報

のように、警報、の文字に変えるだけでも違うように思います。

 

 

ところで、余談ですが、

子供から学生の頃、昔からなじみのあった、

暴風雨警報

台風が来てこの警報が出れば、学校が休み、みたいな連結関係があり、寝る前とか学校に行く前に、この警報がでていないか、テレビでドキドキしながら確認したものです。外出の行動制限をするくらいに危険な暴風雨、という意味で理解していました。暴風、暴雨、という意味で、こちらの方が危険性が端的に伝わったと思います。

 

それと、他に違和感を感じる表現として、

「大雨特別警報」

とかありますが、でも、特別って、なんかスペシャルなイメージがあり、特別急行の特急とか、うなぎの特上、とか、地方での特産品、とか言いますし、特別、の字になんかいいイメージがあって、特別警報、にもなんかよいイメージとかぶってしまいますからややこしく混乱します。

 

 

ではでは。

 

 

#記録的短時間大雨情報、#意味不明、#違和感、#冗長な、#文学的な、#危機感がない、#線状降水帯、#暴風雨警報、#警報、#特別警報、#大雨特別警報、#河川氾濫、#猛烈豪雨警報、#悠長な、