校正とはなんぞやといいますと、簡単に言えば精度の確認作業です。
今回校正してきたのはコチラ。

・タイヤゲージ
・マルチメーター(一般的にはテスターと呼ばれてますが、業界ではマルチメーターと呼んでます)
・トルクレンチ3本
そう、トルクレンチは我々の業界では工具ではなく計測器なのです。
それぞれの計測器を日本国内で5番目くらいに精度の高い標準器と比較して校正します。
まずはタイヤゲージ。
ヤフオクか何かで買った安物ですが、取説によると誤差(正確な業界用語では「不確かさ」と言います)は±0.1kg/c㎡。
……空気圧0.1違ったら、ちょっと走りに影響するんじゃねぇか?(汁)
とか思いつつ作業をしたところ、誤差は殆ど無く良好でした。
よかったよかった。
次にマルチメーター。
これは私が工業高校時代に作った、工作キットのマルチメーターですw
誤差はまぁ若干ありますが、目安程度の使用なので問題ナシ!(汁)
最後、トルクレンチ3本。
一番大きいのはアストロプロダクツのセールで買った安いトルクレンチ。
後の2本はやはりヤフオクの(ry
ところで皆さん、トルクレンチの使い方、知ってます?
トルクレンチを使う前に、ラチェットハンドル等である程度締めて、そこからトルクレンチを使います。
トルクレンチで徐々に締め付けてカクンとなったら……まだOKじゃありません。
そこから一度緩めて、じわーっとゆっくりトルクをかけていき、カクンとなったら今度こそOKです。
なぜじわーっとやるか。
それは、校正作業もじわーっとやるからです。
同じ手法でやらないと正しい値は出ませんからね。
ラチェット機構が付いてるからって、ゆるゆるの状態から使っちゃダメですよ。
使った後はトルク値を最低にしてますか?バネがへたって正確な値が出なくなりますよ。
ギューっと締めてってカクンッ!OK!じゃないですよ!(これやるとオーバートルクです)
で、私の手持ちのトルクレンチですが、ヤフオクで買ったやつのうち1本は酷い精度で、最大トルクの値で117%程の誤差を出しました。
途中までは良かったんですがねぇ。
安かろう悪かろうの良い見本です。
アストロプロダクツのトルクレンチも安かったんですが、どのトルク値でも誤差が少なく、安心して使えます。
一通り校正して、これで明日からもこの計測器を安心して使うことができます。
計測器の校正なんて、殆どの人は気にしてないと思いますし、どこでやったら良いのかも分からないと思います。
そして校正作業には当然料金が発生しますので……(汁)
自分で手軽に校正する手法として「相互校正」というのがあります。
似たようなのをいくつか揃えて同じものを測り、似たような数字が出りゃOKってやり方です。
正しいやり方じゃありませんが、何もしないよりはマシかと思いますので、気になった方はお試しあれ。