よく躓く人生。 -488ページ目
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恐竜。

恐竜が好きだ。

理由はわからないが、子供の頃から好きだった。

大人になった今でも恐竜博があれば行くし、恐竜の本を読む。


シノサウロプテリクスに羽毛が見つかって以来、恐竜復元図はみんなもけもけしている。

私の好きなドロマエオサウルス類やトロオドンの仲間など、小型獣脚類は必ずと言っていいほど羽毛でもけもけだ。

ティラノなんかの大型獣脚類の子供ももけもけだし、大人ですら背中がもけもけしてたりする。

獸脚類以外の恐竜も最近は部分的にもけもけだ。

ラエリナサウラやクリオロフォサウルスなど、極地の恐竜も当然防寒もけもけ。

ジュラシックパークが今作られたら、厨房で大暴れするヴェロキラプトル(ちょっとデカいが…)も、もけもけになるのかな。


そういや、子供の頃はいたのに、今はいなくなってしまった恐竜も沢山いる。

ブロントサウルスがアパトサウルスに統合されたのは有名な話だが、先日見た本では、セイスモサウルスがディプロドクスに統合されていたよ?

トラコドンやスコロサウルス、モノクロニウスなんかも本から消えた。

恐竜学の発達と共に消えていった、直立だったり尻尾ひきずって歩いたり、水の中から顔出してる大型竜脚類の復元図とかと共に、とても懐かしくなったりする(特にトラコドン)。

これからも恐竜はどんどん増えたり消えたり変化したりするんだろう。



ところで"恐竜"という文字を見ると、私の頭の中に、ある声が聞こえてくる。


「恐竜(コンロン)、お前は能なしだよ?」


『古惑仔4』の敵役、ユウ・ヨン(あえて日本版ぽくカタカナ)の台詞である。

しかも吹き替え版。

ユウ・ヨンを演じるロイ・チョンの声も渋くて味があって大好きなのだが、この映画に関しては、断固吹き替え版を推す。

声優さんの演技がイヤらしくてサイコーなんだ、これが。

阿ROYの演技とあいまって、絶妙のニクタラシさと憎めない愛嬌を醸し出している。

もう、一言発する度に大ウケ。


ROYキャラでは3のクロウの方が人気がある様だけど、私はユウ・ヨンが大好きだ。

クラシックと、何か(人体含む)が落下するのを見るのが大好きなユウ・ヨン。

落下音を聞いて、

あっ☆

とか言って陶酔しちゃうユウ・ヨン。

策を巡らし、あと一歩のところまできたのに、選んだ手駒がヘッポコだったりして、ツメの甘いユウ・ヨン。

長身でスタイルが良く、ムダにカッコいいユウ・ヨン。

キャラ名が役者の名前(耀揚・イゥヨン)のまんまのユウ・ヨン。


あああ、ユウ・ヨンが見たいぞ!!


帰省したの妹に頼んで、実家からDVDを持ってきて貰ったのに、まだ観られてないよう!!

早く観たいよう!!

そんで暫くはあの口調がクセになるのだ。


「恐竜、お前は能なしだよ?」

狼たちの伝説( ネタバレ有)

その名もイサマシイ『狼たちの伝説』。
元のタイトルは『勝者為王 BORN TO BE KING』で、長いこと英題で呼ばれてた。
『古惑仔』の6作目である。


これはまず、映画祭で観た。


平日オールナイトの上映を観に来る様な人間は、大体ツボが似たようなものである。
みんな同じ様な所で笑っている。


古惑仔も、ハードな展開は3まで。
DVDが品切れで入手できなかった為、5はまだ観てないのだが、4、6あたりになると、なかなかヘタレ感が漂っていてイイ。

両方とも好きだ。

さて、6はミョ~な日本語が氾濫していて楽しい。
なぜなら物語が、香港、台湾、日本のヤクザの3カ国抗争だから。

これを見事に表すチバちゃんの名台詞がある。

「この3つが手を組めば

夢の三つ巴

です。」



チバちゃん!!


その日本語もヘンだよっ!?


まあ、台本にあるんだろうが。


この台詞、暫く流行ったよ(笑)


更にこの映画は様々な流行語を生んだ。


冒頭、超ロングなリムジンで、チバちゃんの中国からの養子である朗が登場。

シャツ、フリフリのビラビラだ。

ロイ・チョンである。

聞いた話によると、阿ROYの衣装がビラビラだった場合9割、スケスケだった場合10割の確率で私物だとのことだが、これもそうなのだろうか?


チバちゃんの娘のナナコちゃんを嫁に貰って、草苅組を乗っ取る予定が、山鶏に掠われちゃった阿ROYはナナコちゃんに詰め寄る。

ここの阿ROYの台詞は日本語だ。

短い分はかなりナチュラルに聞こえる。

てかロイさんの日本語の台詞回しは全体にそんなヘンではないと思うのは贔屓目だろうか?

内容とは別に(笑)


「俺と結婚、するぺきだっ!!」


ちょっと笑った。


いや、笑ってる場合ではない。
哀れナナコちゃん(/_;)


朗は更に、台湾征服を計画するピーター・ホーと手を組んで、山鶏を陥れる。

ピーター、丸腰のイーキンに銃をつきつけ、かかってこい!と威嚇するが手がぷるぷるしていて何だか可愛い。

でも、ピーターはヘンな日本語は話さない。

アメリカ帰りのクールなインテリメガネボーイだから(役が)。


残念。


『T.R.Y.』では女装もしてくれたのに(ピーターが)。



さて、彼等に濡れ衣を着せられ、アジトに潜む山鶏は、訪れたチバちゃんの姿を見つけ、一言呟く。


「オトウサン…」


確かに、コハル演じる山鶏はチバちゃんの娘婿であるが。


そんな義理の息子にチバちゃんが呼びかける。


「サンガイ、わしだ!とうさんだ!!」


「オトウサン!!」


応える山鶏。


何だろう…何だかヘンだぞ?


お嫁さんのナナコちゃん(安雅ちゃん)とのやりとりも何かヘンだが、それはそれで可愛い氣がするのに。

ナナコちゃんを守れなかったと詫びる山鶏を、がしっと抱き締めるチバちゃん。

何かサンガイ喰い殺されそうなイキオイだぞ鶏だけに。

てかチバちゃん、ナナコちゃんよりも山鶏の方を心配…いや、愛している様に見える。


可哀相だ、ナナコ!!


チバちゃんの命をも狙ったルラギリモノに、山鶏の怒り爆発。
逆襲に出る。

一応みんなのボスの浩南も、立ち上がる。

遅ればせながら。

亡くなった彼女のそっくりさんをストーカーしてたもんで。

しかし責められないな。イーキンはこういう↑役が何だか似合うから(笑)



そして、朗しゃんはそんな皆に追い詰められる。


以下、私的最大の見所。


車椅子でどっかりと待ち構えるチバちゃんの前に、阿ROY渾身のスライディング土下座!!


「おやぢっ!!許して下しゃいっ!!」


私だったら思わず許してしまいそうな可愛さだが、皆は容赦ない。


チバちゃんはヤッパを差し出し自決を命じる。


危ねえっ!!

ロイ・チョンに刃物!!


危ねえっ!!

案の定、見事な腹筋をかっさばくかと思いきや、チバちゃんに襲い掛かる阿ROY。


だが、恐るべき身体能力のコハルに阻まれ、恨みの刃を突き立てられて絶命する。


悪は滅びるのである。



…いや…みんなヤクザなんだけどな(笑)



道理を通すヤクザは悪じゃないってことで。



それにしても、こうして書いていたら、無性に5が観たくなってきた。

また探そうかな。


5だけは日本で発売されなかったのだが、現地DVD品切れの後も、そのうち出るかもしれないと構えていたのだが…。


出そうにないぞ?



…とかいって、GETした後、しっかり出たりするんだよな(笑)



大丈夫。

慣れてますから。

TIGER=兄弟( ネタバレ有)

ロイ・チョンが好きだ。


張耀揚。


漢字名の字面もカッコイイ。


私は気が多く、好きな人が沢山いる。
しかも、一度好きになると、生半可な事では抜けない。
そのため周期的に、好きな人のブームの波が順繰りで巡ってくる。

最近は香港系では張耀揚ブームである。



先日、DVDを見に行ったら

『TIGER タイガー』

というソフトが出ていた。

何気なく手に取ってみると、おおっ!ロイ・チョンだ!!


その時、私の頭の中を様々な情報が錯綜した。


そうだ、阿ROYが"良い役"で出演している作品、あれ、何てったっけ?

虎、虎っていう字がついてたよな?

このDVD、原題は何だ?

書いてねえっ!!

書いてねえよぉ!!


とりあえずストーリーの説明を読む。

動乱期の上海、弟の為に殺し屋になった兄と、兄の為に殺し屋になった弟の物語。らしい。

う~ん、確かあれも黒社会物だったよな?



そんなこんなで、後日、これを観た。


以下、ネタバレ有。


DVDをセットする。

問答無用でいきなり始まる、CMのオンパレード。


(ー'`ー;)


いや、覚悟はしていたさ。こうなるだろうと。



(ー'`ー;)








飛ばす。







そして始まる本編。


何やらスタイリッシュな映像に、原題が出る。


『兄弟』


き、兄弟っ!!??


ちげーっ!!!


虎じゃねえっ!!!!!



虎ついてねえっ!!!!!




でも観る。



兄は阿ROY、弟はルー・イーである。


ミーハーですまんが、1930年代上海スタイルの阿ROYは文句なしに恰好良い。

流石はモデルである。

立っているだけでも、うっとりだ。

サスペンダーだってキュートだ。
思わず引っ張って、パン!!とかやりたくなる。


もう、これだけで観て良かった!!
てか買って(そう、買ってしまったのだ)良かった!!

我が人生に一片の悔い無し!!!

画面もなかなかカッコ良くて好みだ。
アクションの画も目を楽しませてくれる。
中身はよくある話なので、あえてどうこう言うこともなく、ある意味安心して観られる。


DVDを買う時に、阿妹と裏の説明を読んでいて、

あぴ「…って話らしいよ。」

妹「で、兄は死んじゃうんでしょ?」

あぴ「…………(微笑んでいる)。」


パターンとしては、それが普通なヤクザ映画だもんな。



さて、阿ROYは家族思いのイイ殺し屋(笑)だ。

家族の為に殺し屋をやっていたが、投獄されたのをきっかけに、病気の母を心配させない様、カタギになる。

そんな兄の心、弟知らず。

兄の投獄の仇を取るため、自らも殺し屋になる。

好兄弟(ホウヘンダイ)!!!

…ダマされてるんだけど橘さん。


兄は弟にちゃんと学校を出て、真人間として生きてほしかったのに。


そんなもんだ。


ルー・イーは体操選手だったのだろうか。
自室のシーンで機械体操のワザを披露してくれる。

やるな、ルー・イー。

こういうトレーニングをする殺し屋は初めて見たぞ。


そんな事実を知った兄は、弟を足抜けさせ、黒社会とのしがらみを全て断ち切るために、ボスのもとへ向かう。


おおおっ!!
イイ役だっ!!!
イイ役だよ阿ROY!!!!!


…とか言ってるけど、オイラが彼を好きになって見始めたきっかけは『風雲』なので、ロイ・チョン=悪役、というイメージは後から知った。

それより前に観ていた『妖獸都市』ではしっかり悪役だったが、その段階では、単にカッコイイ人、という印象しかなかったんだよな、後半タコだけど(笑)


ところでボスは柯受身だ(;o;)

これ、いつの映画だ?

ジャケには2005年とあるが、彼が出ているからには撮影は2003年以前ではないだろうか。


ともあれ、さすがはブラッキー、阿ROYは追い詰められ、絶体絶命!!!


その時っ!!!


兄によって監禁されていた弟が飛び出してくる。

兄を助けるんだと、猛り狂い、慟哭する弟の姿に、彼に好意を寄せる従妹は堪えきれずに解放してしまったのだ。


そして弟は、兄を庇って絶命する。




阿妹よ…死んだのは弟だったよ…。



そして兄は沢山の警官に囲まれながら、ボスを射殺するのだった。



オイラは覚悟した。




兄も死ぬ。



『飛虎隊精鋭之人間有情(新・愛と復讐の挽歌・ラブ&デス)』では、同じパターンで仇を射殺した學友が警察時代の仲間達に一斉射撃をくらって蜂の巣になって終わるからだ。


でも、かつて兄を捕まえて投獄したおまわりさん萬梓良は、そうはしなかった。
何か人情味あふれるおまわりさんは、兄の事をずっと気にかけていた。
彼は銃を下ろし、兄に歩み寄る。

逮捕はされたと思うけどね。


最後は取り遺された従妹の姿で。

こういう映画では、女の子の恋心は、野郎のアツ苦しい友情やら兄弟愛やら義侠心やらに負けてしまうのが常だ。いますぐ抱きしめたい。



で、私が錯乱していた件の映画だが、タイトルは『尖東雙虎』だった。

尖東…

思いっきり香港ぢゃん。


このタイトルを覚えていれば、上海、という文字を見た時点で違う、と気付いたんだろうが…。
そしてこれ、香港映画…でもないんだろうな。


でもいいんです。


満足です。


阿ROYを堪能するという、当初の目的は果たせたから。



そしてこれを書くと、私の(?_?)加減がバレると思うが…『尖東雙虎』も実はVCDを持っている。

ハードが再生してくれないだけ。

今度別のハードで試す。


因みに悪役のロイ・チョンも大好きです☆
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