鏡のおもひで。
手鏡。
柄のついた、絵に描いた様な手鏡。
自分じゃ手鏡使ってないので、ちょと懐かしい。
手鏡といえば、昔一緒に暮らしていた雄鶏の大好きなおもちゃがコレだった。
そりゃもう楽しそうに鳴きながら、つついたり引っかいたり。
挙げ句の果てに、愛情あまって(?)柄についた紐をくわえて振り回し、投げる。
割れないかと心配したが、頑丈な木製の枠にはまった鏡は存外丈夫だ。
そして重い。
その重たい鏡を、ちっちゃな鶏がいとも軽々と振り回し、投げる。
ハンマー投げだ。
鶏はことある毎にハンマー投げを披露していたが、不思議と周りの人間にぶつけるとか、家の中の物にぶつけて破壊する、とかの事故はなかった。
ただ…
鏡が。
手鏡がもたなかった。
投げ続けられた手鏡は、柄の部分が本体からすっぽり抜けてしまった。
我が母は仕方なしに、本体を手に持って使っていた。
そして鏡は本体だけになっても、鶏の愛すべきおもちゃだった。
ひっかき、つっつく。
そんな彼が老衰で亡くなってから随分経つ。
そして我が母は今でも時々その手鏡を使っている様だ。
本体を手に持って。
鬼、請[イ尓]睇戯
何かくたびれた。
部屋に籠って香港電影観くたれたいです。
ヘンなのを。
ちょこっと前のが特に。
とりあえずイキオイだけはある、とか。
イキオイだけで創ったとか。
イキオイだけしかナイとか。
そんなの。
『お化けさん、映画を観て下さい。』(俺邦題)
(原題は『鬼、請你睇戲』 Last Ghost Standing)
とか。
1日で撮ったとか2時間で撮ったとか、様々な伝説を持つ映画。
主人公が働く映画館に、鬼(お化け)が棲みついていて、
「映画なんてくだらないね。」
とか言いながら、劇場で海賊盤用撮影する奴とか、騒ぐ不良とか、まともに働かない職員とか、どんどん惨殺していくホラーもの。
いや~、ダメなんだよね、こう、すぷらったなヤツ。
一面の血の海とか、何かトラウマってるらしくてさ。
勿論、これも血は飛び散るわ肉は踊るわなんだが、なぜか平気。
むしろ笑ってまう(コメディだし)。
超カネかかってないのがアリアリと判るのだが、それを役者の演技力で怖く(?)見せているのが素晴らしい。
そして役者が全員友情出演のため、キャストがヘンに豪華(笑)
仲間の借金かなんかを救う為に集まって撮ったからとか何とか聞いた。
この、映画館に棲みついているモンスターを演じているのが、ワタクシの大好きな鎭宇(じゃんゆ~)。
超スポーツ刈りの頭に、白いフリルビラビラのヨーロピアンな王子様スタイルな濃い顔のオッサン。
もう、これだけで観る価値があった。
ラストシーン、艱難辛苦を乗り越え熱く抱擁する主人公とその恋人を祝福するかの様に降りそそぐシャボン玉…を、わざわざ吹いて作ってあげてるし!!
こんな☆o☆な作品(いや、エンタメとしてはちゃんとしている)を劇場にかける香港。
懐広くて大好きだ。
…しかしこの作品、ソフトが実家なんだよねえ…
さようなら
彩仔は初戦だけど。
新宿は人いっぱいでごわす。
そして、劇場至る所に、地元では見なかったインフォメーションが。
今日の出来事としては、映画のラスト『さらば仮面ライダー電王』ってタイトルが出るんだけど、それを小さなおともだちが、大きな声で、はきはきと読み上げた後、
「さようなら仮面ライダー電王。」
と、ご丁寧に言ってくれたこと(笑)
何かいい…。
それと、舞台挨拶などでは当たり前だけど、何もない通常の上映で、終わった後に拍手があったのは感動したよ。
そして一緒に観たお客さんの中の一人。
幼稚園の年長さんの少年は、お名前が"ゆうとくん"だった。
どうなんだろ?
同じ名前のキャラクターにはやっぱり思い入れってできるのかな?
そういえば、カブトの卒業式ですれ違った小さなおともだち"りょうたろうくん"。
あの子、今年はヒーローだなって、その時思ったけど、彼は今、どうしているだろう?


