とおいおそらに ゆくみちは
まだまだ はるかとおくです
月の社の 姫様に
ひかりの お船を かりましょう
こぎ手は 白いうさぎたち
月の光で織り上げた 青い 帆を
おおきく いっぱい はりましょう
月の社を こぎいでて
お陽様の 星の海へ 船出です
お船は ひとつ どうぶるい
子ギツネ ぴょんと おどろいて
かあさん ふわふわおなかに もぐこむ
お陽様の光 帆にうけて
月のお船は キラキラお空を すべるよう
舳先に ちょんと 子ギツネが
星のかけらに 手をのばす
とおいおそらは とおくても
これからいくら とおくても
かあさん いつもいっしょです
あったかな ふわふわ おなかに ねむります