裕司「正月って、飲みすぎたり食べすぎたりして大変だよな」


幹「そんなコトないよ、若干ふとっただけ食べすぎてるオレっ!!! 」


裕司「自分でツッコんだ!(笑)」


幹「二の腕や腹にエアバッグ装着状態っ!!」


裕司「笑いを重ねたッ!!」


幹「この体脂肪は、身を守るために必要なんですーっ!!」


裕司「いいわけしたッ!!」


幹「おかげでカゼをひきにくいでーすっ!!」


裕司「健康になっただとッ!?」


幹「二段腹が鏡餅みたいっ!!」


裕司「鏡餅?! めでたいッッ!!


幹「飲めない酒まであおったよ!!」


裕司「あおった?!」


幹「うん、初詣に行ったときに巫女さんにすすめられて」


裕司「お神酒だったーッ!!」


幹「いや~すすんだすすんだ☆」


裕司「そんなもん『あおった』とは言わない!1杯だけだろ、どうせ?!!」


幹「でも一気にいったよ!」


裕司「本当か?!!」


幹「うん。ちょびっとずつ、大切に・・・」


裕司「それは『一気に』とは言わないッ!『すすんだ』とも言わないッ!!」


幹「調子に乗って、破魔矢まで買っちゃった~♪」


裕司「調子で買ったのか?!!」


幹「お守りも10コほど」


裕司「まさか自分用じゃないよな?!!」


幹「ぜーんぶカバンにつけまシタ☆」


裕司「やめろーッ!!」


幹「おみくじも10本ほど」


裕司「満喫しすぎッ!!」


幹「神主さんもあきれてた」


裕司「そりゃそーだッ!!」


幹「でも内心はほくそ笑んでいたね・・・『儲かった♪』って」


裕司「そんなことはない!ないハズだッ!!」


幹「神様もほくそ笑んで・・・」


裕司「ないって言ってるだろッ、バチ当るぞ!!」


幹「大丈夫♪当らないように、破魔矢も10本買っといた☆」


裕司「はしゃぎすぎッ!!!」


幹「そんなお正月デシタ~☆」


裕司「まさか、それも全て自分用なのかッ!!」


幹「あ、裕司のも買ったから」


裕司「破魔矢を買ってくれたのか?」


幹「ううん、安産のお・ふ・だ♪」


裕司「いっらねえーーーッ!!!」


幹「大事にしてねっ☆」


裕司「お札の意味ッッ!!」


幹「オレみたいに妊娠するかもだから~(自分のお腹を見て)」


裕司「それは、脂肪という名のエアバッグ!!!」


幹「裕司も装着する?」


裕司「しないッ!!」


幹「やり方、教えてあげるから~」


裕司「必要ない!!」


幹「飲み食いして、ゴロゴロして~♪」


裕司「典型的な寝正月ッッ!!」


幹「で、そのあと神社に行って~」


裕司「お神酒ッ!?」


幹「ううん、神社の周りの屋台でしこたま」


裕司「やめやがれーーーッ!!!」


幹「高カロリーのモノをね☆」


裕司「絶対やらねえーッ!!つか、食ったのかお前?!!」


幹「うん☆で、おみやげにりんご飴を」


裕司「買ったのか?!まさか10本?!!」


「なんで分かったの?!!」


裕司「違っててほしかったーーーーッ!!!!」


幹「で、それをゼンブ自分で食べようかと」


裕司「やめろーッ!分けろよ、誰かと!!!」


幹「じゃあ裕司に」


裕司「いッらねえー!!!!」


幹「10本中、8本あげるから」


裕司「2本も食べるのかお前ッ?!!」


幹「オレの方が心配なの?!!」


裕司「それ以上エアバッグを膨らませるなッ!!」


幹「う、うん!気をつけるっ!」


裕司「2本は多いからな!!」


幹「じ、自分は8本たべるのに?!!」


裕司「俺の方は心配しなくてい――・・・8本だとォ?!!!」


幹「気付いたっ☆」


裕司「太ったらどうしてくれるッ!!?」


幹「それが狙い~」


裕司「つか、8本だとォーー!!!?」


幹「(笑)。 つか、8本ってタコの足と同じだね♪」


裕司「だからどうした?!!!」


幹「だったら、上にあげればいいよね~☆それで全て解決っ♪」


裕司「上に?!どうしてだ??!」


幹「タ・コ・あ・げ・になるでしょ☆お正月らしくなるよ~♪」


裕司「そうか!りんご飴を8本上げたら、お正月らしくタコあげになるからみんな納得・・・・・・するかーーーーッ!!!!


幹「(笑!)」