幹「何のために・・・あるの?」
裕司「ん?」
幹「フード!!」
裕司「ん??」
幹「服についてる、ふーど!!あれは、一体、何のためにあるの?!」
裕司「かぶるため!もしくは・・・お洒落な飾り!」
幹「ふざけんなぁーーーっ!!」
裕司「ええーーーッ?!!」
幹「役に立ったコト、ねぇんだよーーーっっ!!」
裕司「確かに『これ、あってもなくても一緒だな!』って思うがー!!」
幹「そうだろ?!!実用性、ゼロだもん!かぶるコトもあまりないし、かぶったところで、帽子みたいにガッツリ日差しをよけてくれるワケでもないし!!」
裕司「ツバがついてないからな!!」
幹「しまいには、フードの中に帽子をかぶるヤツもいるっ!!」
裕司「二重の手間ヒマッ!!」
幹「何だよ、フードって!!お洒落としても、1コ足りないってコトじゃんか!」
裕司「使い方が悪いんじゃないか?!」
幹「じゃあ、どうやって使えば!!?」
裕司「み・・・、みかんを!」
幹「え?!」
裕司「みかんを入れてもらえ!!」
幹「フードに?!!」
裕司「ああ!!」
幹「どんなタイミングで?!!」
裕司「ハ、ハロウィンの時とか!!」
幹「おかしでいいじゃん!つか、袋に入れてもらえよ!!」
裕司「ビタミンとれますよ!」
幹「うっせぇ!!」
裕司「後ろに、そーっと入れてもらって、後から気付く感じでいきましょう!」
幹「何のメリットが!??」
裕司「名乗らせず、そっと入れさせてあげて・・・粋な親切をさせてあげましょう!!ごんぎつねみたいに!!」
幹「あ、お返しはいりませんからってヤツ?!」
裕司「そう!粋だよな!!お洒落!!」
幹「でも、ごんぎつねって、最後、撃たれるんだぜ?!!」
裕司「ええーー!!」
幹「ドロボーと間違われて!!」
裕司「ヤバいな!それはヤバいな!!」
幹「やめよっぜーー!!『ヒトのフードに、そっとみかん』は、やめよっぜーー!!」
裕司「じゃあ、ブドウにしよう!!」
幹「そういう問題じゃねぇーっ!!」
裕司「ビタミンとれますよ・・・!」
幹「ステキ!!実用性があるわ~!!」
裕司「でしょう!?しかも、手ぶらで運べる!!」
幹「でしょう、じゃねぇよ!ノッてやったら調子に乗りやがって!!駄目なの!!撃たれるでしょ!!」
裕司「そうでした!!」
幹「じゃあ、どうする?!!」
裕司「じ、じゃあ・・・野菜ジュースでビタミンを、とろう!!」
幹「フードはーーー?!!!!」
裕司「(笑)」
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