幹「今年の年末は、幹事を引き受けようと思うっ!」
裕司「おっ、張り切ってますねー!」
幹「たまにはやってみたいんだよっ!」
裕司「いつも人任せだもんな、お前・・・」
幹「うんっ!気がついたら、準備が整ってる・・・」
裕司「それは、やってくれてるんだよ!誰かが!!」
幹「いいっていってんのに、いつの間にか誰かがおせっかいを・・・」
裕司「お前がやらないからだろッ」
幹「まあまあ・・・。だからこそ今年はねっ。忘年会シーズンに向けて、イロイロ準備をするよっ!!」
裕司「例えば?」
幹「いいお店がないか、チェックしてー」
裕司「うん」
幹「予算も考えてー」
裕司「うんうん」
幹「あと、これが一番大事なんだけどー」
裕司「うんうん」
幹「自分自身のー」
裕司「自分自身の?」
幹「心の準備っ!!」
裕司「一番、どーでもいいッ!!!」
幹「なんで?!重要だよっっ!!」
裕司「重要なもんかッ!そんなん、テキトーにしとけよ!」
幹「テキトーだとっ?!!」
裕司「ああ、そんなんどーでもいいだろ!」
幹「どうでもよくないよ!文句いわれたら、どーすんだよっ!」
裕司「文句?!」
幹「そうだよっ!『おい幹事ぃ、この店ショボくね?!』『予算、高くね?』なんて言われたらどーするよ?!一生懸命えらんだ店なのにっ!一週間、寝込むよっ!!」
裕司「ガラスのハートッ!!」
幹「それから、やなトコ見ちゃったら、どーすんだよっ!」
裕司「やなトコって?!」
幹「おっさんが吐いてるところとかっ!!」
裕司「それは一大事ッ!!」
幹「女の子がやっちゃって『ごめんね・・・』って言うなら許すけど、おっさんの『ごめんね・・・』は、許せる自信がないっ!!」
裕司「許してやれよ!!」
幹「ムリだよっ!!」
裕司「幹事のクセに器が小せえな!!」
幹「だからいるんじゃん!心の準備がっ!!」
裕司「許すための?!」
幹「そう!幹事は、何がおこっても許さなければならないっ!!」
裕司「ムリだ。お前じゃムリだ」
幹「そうだネ~・・・でも頑張るよ」
裕司「いやいや・・・よくわかった。お前、ムリ」
幹「ええ~~~決め付けんなよ~~~~頑張るからぁ~~」
裕司「じゃあ、俺がここで吐いたら許してくれるか?」
幹「えっ」
裕司「もしも今、俺がお前の頭の上に吐いてしまったら・・・許してくれるか?」
幹「・・・地の果てまで追いかけて殴りたおす!!」
裕司「ホラ、無理だ」
幹「無理に決まってんじゃんっ!!なんでガマンしなきゃいけねーんだよっっ!」
裕司「それ位の優しさが必要なんだぞ!」
幹「あ~~~~もおーいいっ!めんどくさいっ!!」
裕司「めんどくさいって・・・どうするんだ、忘年会は」
幹「いい方法があるっ!」
裕司「なんだ?」
幹「時間がたつのを、ひたすら待つ・・・」
裕司「ん?」
幹「すると・・・あ~ら不思議。いつの間にか忘年会の準備ができちゃってる!」
裕司「人任せじゃねえか、結局ッ!!」
幹「うん、そうするよ」
裕司「・・・」
幹「今年も、そうしまぁ~~~すっ!!」
裕司「・・・・・・だめだ、こいつ・・・・・・」