排卵日がいつかを発見したのって、日本人って知ってる? | 堀江昭佳オフィシャルブログ「『こころ』と『からだ』の悩みを解決する しあわせ女子のための処方箋」Powered by Ameba

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婦人科漢方専門・子宝のスペシャリスト 堀江昭佳が、西洋医学、漢方、心理学の3つの視点から、こころとからだの悩みを解決する方法をつづります。
「からだを整えるとこころが整い、結果的に夢が叶う」
そんな考え方を大切にしています。

 

基礎体温表の付け方と見方を改めてまとめようかと思って、記事を書き始めた。

↓  ↓  ↓

『基礎体温は、自分の体からのメッセージ。〜基礎体温の見方 1〜』

 

 

いまでは基礎体温表をつけて排卵日を調べるのって、あたりまえになってるけど、この排卵日がいつかわかったのって、いまから95年前の大正13年のこと。

(ちなみに、堀江薬局創業の年^^)

 

新潟の一般病院で勤務医として働かれていた荻野久作先生が発見されたんだよね。

 

オギノ式って聞いたことない?

あの、オギノ式の荻野先生。

 

 

基礎体温計、排卵検査薬やエコーがあって、排卵日を調べれるようになった現代と違って、当時は排卵日が全くの謎だった。

いつ精子と卵子が受精して、着床したかも当然わからない。

 

最終月経開始日を妊娠のスタートして数えるのは、当時いつが着床かわからなかった名残じゃないのかなぁって思う。

 

この荻野先生がすごいひとで、詳しくはこちらのリンク先を見てもらうといいけど。

↓  ↓  ↓

『荻野久作博士(世界の荻野)』

 

発見のきっかけになったのは、不妊で悩んでいたおハナさんという女性の排卵痛。

 

 

ある日のことである。以前に子宮筋腫の手術を行った「おハナ」が夫を伴って竹山病院を訪ねてきた。 おハナ夫婦は子供を希望しているのに、子宝に恵まれないとしきりに訴えた。 

 

荻野はおハナの子宮を調べたが異常はなかった。夫の精子を調べたが問題はなかった。 荻野はなぜこの夫妻に子供ができないのか不思議だった。おハナと夫は定期的に性行為を行いながら、 子供ができなかったのである。

 

しかし話を聞いているうちに、おハナは妙なことを言い出した。

 

「 いつも月経が始まる2週間前に腹痛があるので、腹痛のある日は、お腹にさわると思い性行為を拒んできた」

 

 ということであった。

この言葉に荻野ははっと気がついた。その腹痛とは排卵時に感じる排卵痛であろう。 そうであれば排卵時に性行為を拒めば子供ができないのは当然のことだった。おハナ夫婦に「 お腹が痛いときに性交渉を行えば子供ができる」と教えると、翌月、おハナは見事に妊娠した。

 

そのときおハナが言った、「月経が始まる2週間前に必ず腹痛がある」という言葉が久作の頭から離れなかった。 このおハナの言葉を聞き逃さなかったことが荻野学説誕生のきっかけとなった。これまでの「排卵と月経」 に関する学説のすべては、最終月経から次の排卵日を求めるものだった。だから迷路に迷い込んでいたのである。 

 

月経から次の排卵日を求めるこれまでの学説は間違いで、本当は逆ではないだろうか。月経は排卵の結果であり、 排卵日が月経日を決定しているのではないだろうか。つまり「月経があって排卵があるのではなく、排卵があって、 その結果として月経がある」という発想にたどりついた。この発想の逆転はまさに「コロンブスの卵」だった。

 

『荻野久作博士(世界の荻野)』より抜粋)

 

 

 

それまで世界の研究者たちは、月経の何日後が排卵日かで論争してて、世間の常識は「月経から排卵日を求める」ということ。

でも、荻野先生は、おハナさんの悩みから

「排卵があって、その結果として月経がある」という発送の逆転をされたんだよね。

 

すごいわー。

 

なにより、患者さんの悩みにひとりひとり丁寧に接して耳を傾けていたからこそわかったことで、この発見の裏には膨大な日々の臨床データが積み上げられていて。

当時人口40万人の新潟市で、60年以で25万人を診察して、7000人の手術をして。

一般の病院に勤務しながら、昼は診療、夜は研究。

なんかすごいなぁとただただ尊敬する。

 

 

そして、

ひとりの悩みの解決がきっかけで、他の大勢のひとの悩みの解決につながる。

こういう流れもまた、すてきだなぁと思う。

 

 

ちなみに、基礎体温の変化が発見されたのは、1937年アメリカのルーベンスタイン医師によって。

女性の体温が低温期と高温期の二層に別れて、これが卵巣の働きの周期と関連していることがわかったことで、いまのような基礎体温表ができあがっていく。

 

 

そして、この西洋医学の基礎体温が低温期(陰)と高温期(陽)に別れることを、1960年代に中国の夏桂成 国医大師が漢方的な考え方に応用して、生理周期によって漢方を使い分ける周期調節法という漢方療法に発展していく。

 

 

積み上げられていく知識や経験が、次につながっていって、より多くのひとの悩みが解決していく。

 

 

ぼくの婦人科漢方の使い方って、この流れの上にあるんだけど。

先人の知識を学んで使わせてもらえるって、本当にありがたいなぁって思うんだよね。^^

 

 

 

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すべて読ませていただいていますが、【個別の返信はできません】ので、ごめんなさい~!