今日は武漢にある湖北中医薬大学での病院研修。
大学があるのは古い地域らしく、街並みも風情がある。
緑が濃くて雰囲気あるよね。
洋館風の建物も。
この辺は観光地にもなってるんだとか。
湖北中医薬大学。
中薬っていうのは、漢方薬のこと。
中国では漢方医学のことを中医学っていう、そこで使う薬だから中薬。
病院制度も西洋医学と中医学は別になってて、医師も別々の免許になってる。
それだけ生活の中に根付いてるんだね。
中医薬大学は全国に30校ほどあるんだって。
漢方病院の中で、内科、耳鼻科、呼吸器科っていう風に分かれてて、もちろんうかがったのは婦人科！
今日は珍しく白衣姿で、外来の診察に同席させてもらった。
で、診察室に入って衝撃！
患者さんが問診を受けてるんだけど、その横には順番を待つ他の患者さんがいる！@@
さらに、検査に行って帰ってきた別の患者さんが割り込んできたり、なんかすごかった。
日本だったらクレームの嵐なのは間違いないけど、これが普通だそうでプライバシーとかって概念はあんまりないみたい^^;
内診台もこんな感じ。
レントゲンはその場で透かして診る。
漢方薬の処方箋は当然ながら生薬名が並んでる。
中医師の先生の診察を通訳してもらいながら聞くんだけど、聞くことは同じなんだなぁって思って、なんだか面白かった。
でもすごい人数で、1時間で10人くらいの患者さんを問診して処方して行く。
こんな短時間で漢方の体質をみて判断していくってすごいねー。
次に行ったのは病棟。
西洋医学と中医学の両方をあわせて治療する。
行ったのは婦産科。
産婦人科ってことね。
中国の漢方は外用薬や浣腸とかも発達していて、ここでの入院中はその治療が第一で次に内服なんだって。
漢方の煎じ薬の浣腸を30分、できれば2時間くらいガマンして有効成分を効かせるんだとか。。。。
すごい。。。
あとは生薬を蒸してタオルに包んで患部に湿布することで効かせたり。
いやー。
本場の漢方病院すごいわー。^^;
つづく
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