４５歳のJさん。
不妊治療をやめることを決められた。
Jさんにとっては、妊娠するために体外受精が必要だったから、
治療をやめること＝こどもあきらめることになる。
これまで何年にもわたって続けてきた治療をやめる。
その気持ちを話していただいた。
やりきった感があります。
お金もつかったし、
時間もかけた
いろんな努力も積み重ねました。
４０代でこどもを望むのは、
やっぱり勇気と決断がいります。
それを続けられるのは、
すごいなぁと思うし、尊重するけど、
自分は今回の体外受精がダメだったあとに
張り詰めてた糸が切れてしまいました。
先生はこの年令で採卵ができて、移植までできるのは評価してくれます。
挑戦したら、採卵、移植までは行けるように思います。
でも・・・
その先に行ける気がしません。
たとえ移植できても、
赤ちゃんがきてくれるように思えません。
いままで２回妊娠をして２回流産をしました。
そのことは、わたしにとってとてもいい経験だった。
「妊娠をしたと」という大切な経験です。
ただ、
「妊娠したことがあるひと」と名札をつけているわけではないし、
それは、こどもがいないという点では一緒なんですよね。
こどもを持たないという結果は同じです。
いままではずっと家族が三人になるのを夢見たり想像してきました。
将来に家族が増えると思っている二人暮らしと、
これからもずっと二人暮らしだと確定するのは、
違うんですね。
朝を迎えたときに、違うなぁって感じました。
うまく表現できないけど、
「こういうことなんだ」
と。
そう思っても、
張り詰めてた糸がぷつんと切れてしまったんですよね。
治療に向おうという気持ちにならなくて。
妊活をしないということを考えると
明るくて楽しくワイワイやってる自分が想像できる。
いままで治療のことがあって、
いろんなことを制限してきました。
出かけることや遊びに行くこと。
自分がしたいと思っても治療の方を優先しちゃうから、
後回しにしてきた。
だから、楽しいことがたくさんできると思って、
ワクワクします。
ただ同じ選択でも視点を変えて
２人でずっと暮らすということに目をやると
うーん・・・
という気持ちになる。
これを受け入れないといけないんだなぁって思います。
夫とふたりで外食をしてて
「そろそろこれからどうするか話しせんといけないね」
って口にしたら、そのままその話になった。
その時、思いは伝えておこう。
と決めて言ったことがあります。
不妊治療をするにあたって、
夫にも原因がありました。
精子の数が少なくて、元気もない。
でも・・・
喫煙を一向にやめてくれなかったんです。
一度、そのことでケンカになったこともあります。
その時に
このひとにはいっこうに伝わらないんだと気づいたことがわかったんです。
相手に求めるとしんどいから、
禁煙してくれることを期待しないようにしました。
それが、ずっと心の片隅にあった。
採卵とかのときに、料理や家事をしてくれることは
本当に１００点満点。
ありがたい。
でも、彼は自分自身に我慢させることは本当に苦手で。
病院で精子の検査があって結果を一緒に聞いたとき、
彼が先生に
「なにかすることはありませんか？」
と聞いてくれた時に先生が
「なにもありません」
と言われて、
精子が一個でもあればいいんだ。
と彼の中でなってしまったんですよね。
そのことがショックだった。
自分でインターネットで調べたり、
自分なりに精子の状態を良くしようとする努力がなにもない。
彼が改善したから妊娠した、しないというのは関係ないというのはわかっています。
うまくいかなかったことを、そのことのせいにするつもりはありません。
でも・・・
彼は協力的は協力的です。
金銭的なことはなにもいわないし、
家事とかも全部手伝ってくれます。
でも、喫煙に限らず自分に制限をするのがすごく苦手。
だから、ひとにもやさしいんでしょうけど。
でも、わたしは真逆で
自分で色々努力もするし、だからこそ相手にも求めてしまう。
その相反するところが、うらやましくもあるけど、
わからないというか、納得いかない。
ということを伝えました。
１回自分が禁煙のことで爆発してからは、
彼には一切何も言わなくなりました。
彼は自分で改善するつもりがあったり、
なにか思ってるのかもしれないけど、
「やってくれないと、わからない、伝わらない。」
そう伝えたんです。
なんだか、言えずにいたことを伝えたおかげで
わたしはすごくすっきりしました。
でも、わたしがそう伝えたことが、だいぶ堪えたみたいで
翌日ずっと暗くて、夜ごはんを食べたときに号泣したんです。
「こどもを見たかった」
と言って。
自分が禁煙しなかったことや、
いろいろ行動しなかったことを思いを馳せたのかなぁ。
きちんと彼に自分の引っかかっていたことを伝えたことで、
わたしの気持ちもすっきりしたし、
彼と歩いて行く方向がそろって、
一緒にすすんでいけそうです。
お金もつかったし、
時間もかけた
いろんな努力も積み重ねました。
４０代でこどもを望むのは、
やっぱり勇気と決断がいります。
それを続けられるのは、
すごいなぁと思うし、尊重するけど、
自分は今回の体外受精がダメだったあとに
張り詰めてた糸が切れてしまいました。
先生はこの年令で採卵ができて、移植までできるのは評価してくれます。
挑戦したら、採卵、移植までは行けるように思います。
でも・・・
その先に行ける気がしません。
たとえ移植できても、
赤ちゃんがきてくれるように思えません。
いままで２回妊娠をして２回流産をしました。
そのことは、わたしにとってとてもいい経験だった。
「妊娠をしたと」という大切な経験です。
ただ、
「妊娠したことがあるひと」と名札をつけているわけではないし、
それは、こどもがいないという点では一緒なんですよね。
こどもを持たないという結果は同じです。
いままではずっと家族が三人になるのを夢見たり想像してきました。
将来に家族が増えると思っている二人暮らしと、
これからもずっと二人暮らしだと確定するのは、
違うんですね。
朝を迎えたときに、違うなぁって感じました。
うまく表現できないけど、
「こういうことなんだ」
と。
そう思っても、
張り詰めてた糸がぷつんと切れてしまったんですよね。
治療に向おうという気持ちにならなくて。
妊活をしないということを考えると
明るくて楽しくワイワイやってる自分が想像できる。
いままで治療のことがあって、
いろんなことを制限してきました。
出かけることや遊びに行くこと。
自分がしたいと思っても治療の方を優先しちゃうから、
後回しにしてきた。
だから、楽しいことがたくさんできると思って、
ワクワクします。
ただ同じ選択でも視点を変えて
２人でずっと暮らすということに目をやると
うーん・・・
という気持ちになる。
これを受け入れないといけないんだなぁって思います。
夫とふたりで外食をしてて
「そろそろこれからどうするか話しせんといけないね」
って口にしたら、そのままその話になった。
その時、思いは伝えておこう。
と決めて言ったことがあります。
不妊治療をするにあたって、
夫にも原因がありました。
精子の数が少なくて、元気もない。
でも・・・
喫煙を一向にやめてくれなかったんです。
一度、そのことでケンカになったこともあります。
その時に
このひとにはいっこうに伝わらないんだと気づいたことがわかったんです。
相手に求めるとしんどいから、
禁煙してくれることを期待しないようにしました。
それが、ずっと心の片隅にあった。
採卵とかのときに、料理や家事をしてくれることは
本当に１００点満点。
ありがたい。
でも、彼は自分自身に我慢させることは本当に苦手で。
病院で精子の検査があって結果を一緒に聞いたとき、
彼が先生に
「なにかすることはありませんか？」
と聞いてくれた時に先生が
「なにもありません」
と言われて、
精子が一個でもあればいいんだ。
と彼の中でなってしまったんですよね。
そのことがショックだった。
自分でインターネットで調べたり、
自分なりに精子の状態を良くしようとする努力がなにもない。
彼が改善したから妊娠した、しないというのは関係ないというのはわかっています。
うまくいかなかったことを、そのことのせいにするつもりはありません。
でも・・・
彼は協力的は協力的です。
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だから、ひとにもやさしいんでしょうけど。
でも、わたしは真逆で
自分で色々努力もするし、だからこそ相手にも求めてしまう。
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ということを伝えました。
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つづく
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