効果倍増！体の中と外のアプローチを組み合わせる。

体って、

中からはたらきかけること

と

外からはたらきかけること。

どっちも必要だなぁと思う。


片方だけするのと、両方するので全然違ってくるんだよね〜。

漢方・薬膳は体の中からはたらきかける。

漢方、薬膳は、体に良い影響を与える生薬や食材などをたべることで、中から体を変えていく。

血行をよくしたり、
胃腸の状態を改善したり、
痛みを取ったり、

いろんな働きをするものがあって、薬効のある生薬を組合せて漢方薬になる。


ぼくが専門の婦人科は比較的効き目が早くて、２〜４週間もすれば実感がわかるものが多いけど、どちらかと言えば、働きは穏やかで、ゆるやかに効いていくものが多い。


じっくり、じっくりと少しずつ働きかけていく。

そりゃそうだ。
体の中から急激な変化を起こしたら、逆に大変なことになる。
体というのは、トラブルがある状態でも、それなりにバランスをとってるんだよね。

血圧が高くなるのだって、高くなる理由があるから、急に血圧を下げると危険だったり、血圧を下げることで鬱とかだるさ、落ち込みみたいな不調も出てくる。
↓　　↓　　↓
『体はうまくできている。』

だから、ゆっくりと体そのものが変化するのをサポートしながら変えていく。

ツボは体のスイッチ。

人間の体は不思議で、あちこちにスイッチがある。
スイッチを押すことで、体に外から働きかけることができる。

これを東洋医学では、経穴（ツボ）という。

ポチッと押してあげると、血流が早くなったり、毒を出したり、むくみが取れたり。
体の働きのスイッチをまさにいれてあげる。

このスイッチは全身に３６１個あって、体の内側と外側のエネルギーの通り道である経絡の中継点で、エネルギーが出入りする場所なんだよね。


この３６１個のスイッチは面白くて、１個だけ押すよりいくつかを一緒に押してあげるほうが良く効くし、組み合わせによって効果が全然違ってくる。

この押し方の集大成の技術が鍼灸（しんきゅう）。
鍼（ハリ）とお灸（きゅう）でツボを刺激していく。

物理的にスイッチを押すわけだから、効き目は早い。


あと、直接的なんだよね。
ぼくら漢方の人間が舌をみたり、問診したりして、そのひとの病状や体質を把握していくのに対して、腕のいい鍼灸の先生たちは脈をみたり、おなかを触ったり、体に触れただけでどこが悪いかわかっちゃう。
あれにはかなわないなぁって思う。

体の内と外を同時にすると、効果は何倍にもなる！

日本では漢方薬を使う資格と鍼灸の資格は別々なんだけど、中国の中医師（漢方の先生）は両方できるんだよね。
というか、両方セット。

本来、漢方薬を飲みながら、外からスイッチを押してあげることで、体の内と外の両方から働きかけることで最大の効果を引き出すことができる。


ぼくが漢方薬や薬膳茶を飲んでるひとに、ヨガをすすめたり、入浴をすすめたりするのは、この体の内側と外側からのケアを同時にしてほしいからなんだよね。
一緒にすることで効果は何倍にもなる。

いま書いてる断食と入浴の話も同じで、断食は内側から、入浴は外側からでしょう？
↓　　↓　　↓
『自分の体を生まれ変わらせる１週間計画。』


人間の体は内とその両方をしてあげた時に、単独でするよりも何倍もの効果を引き出すことができる。
昔から東洋医学では、漢方薬と鍼灸を同時に使ってたのは、そのためなんだよね。

鍼灸院は腕のいいところを探す。

鍼灸院は腕のいいところを探すことが本当に大事。
漢方薬以上に、鍼灸っていうのは施術をしてくれるひとの力量に左右されるから。

こればっかりはホームページじゃわかんないから、実際に行ったことがあるひとに聞いたほうがいいかも。

ぼく自身も定期的に友人の鍼灸院に通ってる。
京都の出町柳にあるんだけどね。
↓　　↓　　
西鍼灸院

小さな鍼灸院さんなんだけど腕もいいし、おすすめ。


ここの院長の西さんは、京都の智恵光院っていうお寺の住職でもあるんだよね〜。
当然ながら仏教にも造詣が深い。

仏教も漢方・鍼灸も、どちらも東洋的な思想を背景に長い年月をかけて育まれてきたものだから、相通づるところがあるんだろうなー。




こないだは美顔鍼というのにもチャレンジして、顔面ヘルレイザーになってみた。笑

ヘルレイザーって知ってる？
昔のホラー映画なんだけど、

こんな感じ。
自分の画像見た時に、この映像が浮かんだもんね・・・

でも終わった後、顔の血色も違うし、ほうれい線が薄くなったから、やっぱり鍼灸すごいなぁと実感。

顔上がってる〜！
的な！（≧▽≦）

鍼灸は怖いイメージもあったりするけど、全然痛くないし、即効性も期待できる。
漢方との相性もすごくいいから、ぜひおすすめ。
（顔面ヘルレイザーを見て、さらに怖がらせたんじゃないかと若干心配だけど・・・）


鍼灸に限らず、整体、アロママッサージといった外からのアプローチと漢方・薬膳といった体の内側からのアプローチの組合せは、本当に効果が大きい。
自宅でカンタンにするなら、ヨガやピラティス、入浴（温浴療法といって立派な外からのアプローチ）とかを自分でしてみるのもいい。

寒い冬、特に冷え症が出るひとは、ぜひ取り入れてみてね。
全然違うから^^

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