「危険な成分、飲んではいけない!」には気をつけて。 | 堀江昭佳オフィシャルブログ「『こころ』と『からだ』の悩みを解決する しあわせ女子のための処方箋」Powered by Ameba

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婦人科漢方専門・子宝のスペシャリスト 堀江昭佳が、西洋医学、漢方、心理学の3つの視点から、こころとからだの悩みを解決する方法をつづります。
「からだを整えるとこころが整い、結果的に夢が叶う」
そんな考え方を大切にしています。



今日は、危険な成分の話。
まずはこちら。




危険な物質。



常温常圧では液体の物質であり、透明ではあるが、ごくわずかに青緑色を呈する。ラットでのLD50(半数致死量)は90ml/kgであり、用法の誤りによる日本での年間死亡者数は2014年に4866人にも登る。妊娠中の投与についてはデータがない。酸素と水素からなる化合物である。


こう書くと危なそうだけど、これ何かわかる?
答えは




ただの水、H2Oのこと。

誰でも安全なものってわかってるけど、表現の仕方によっては非常に危険なもののように感じるよね。

ちなみに死亡者数は年間の入浴中の死亡者数。
こんなに亡くなられてるの知らなくて、びっくりしたけど。。。



よくデータに基づいてとか言われたりする。
医療の世界ではEBM(Evidence based medicine :根拠に基づいた治療)といって、データや根拠が重視される治療が広がってきた。
このこと自体は良いことだし、歓迎すべきことなんだよ。


ただ、
科学的な実験データや統計に基づいたものって非常に正しく見えるんだけど、決してそうとは限らない。


表現の仕方やデータの扱い方で、どんな風にも見せ方を変えられる。
データの改ざんが表面化して問題になったり、効かない薬が治験データで効くように見せかけて、本当は効かなくて許可を取消されたりとか。


有名なとこだとSTAP細胞のことだって、嘘だ本当だって、世界中のえらい研究者さんたちが大騒ぎしたでしょう?
プロ中のプロでもカンタンには、わかんないってことなんだよね。

温暖化だって、本当か嘘か未だに議論があったりとか。


データや実験結果だけでは、判断できないことってたくさんあるし、悪意があれば「見せたいように装う」ことってできちゃう。




これが危ないは、本当に危ないのか。


最近、嫌だな。
と思う販促手法がある。


「これらの成分は危険」

って言って、危機感をあおったり、警告をする。
ごていねいにリストとかを作ったりしてね。

自分の飲んでるサプリメントやハーブティー、健康食品に、その成分が入ってたら不安になる。



でねー。
このリストを作ってるのは、実は販売会社で、自社の製品に入っていないものを危ないと表現して、自分の安全性をアピールしてたりする。

うーん・・・って思った。
いかがなものかと思う。
そこに書かれてる危険な成分って、古くから安全に使われてるものだったりして。


「絶対に安全」というものは存在しない。


冒頭の水だって、だれでも安全って知ってるけど、LD50(半数致死量)とか探せばデータがあるからね。
そして「妊娠中の安全性は確立されていません」というのは、おそらくほとんどすべての物質で書かれてる。
だって危ないか安全かの実験を人間ですることなんてできないでしょう?
だから、安全って絶対に言い切れるものってないんだよね。


もちろん、本当に危ないものは排除しないといけない。
漢方薬を含む医薬品では、ちゃんとリスクが見積もられてて。
動物実験とかで催奇形性があったものとかは、服用しないように注意が出てる。

漢方とかの相談をしていても、それは非常に大切なことだから、すごく気をつける。


安全か安全じゃないか。
その判断ってなかなかできないから、自分の信頼できる専門家に聞いたほうがいいよ。



悪意のある無しは別として、ネットの情報は嘘がいっぱい。
いや、嘘とは言わないけど、作ったひとのメリットになるように書かれてることも少なくなかったりする。

それと、ネットの記事って量産をしないといけなくて、ライターさんの原稿料がすごく安かったりする。すると、どうしても調べ物とか資料を揃えたりして質の高い記事を書くことって難しい傾向がある。(すべてがそうだとは言わない)

ただ、
記事を量産するためになにをするかというと、すでにあるネット上の記事を参考にしてコピペベースで作成することになっちゃうんだよね。(ライターさん全員がそうだと言ってるわけじゃない)

すると、
同じような内容の記事があふれることになる。

そのすごくいい例が

「了解しました」

「承知しました」

どっちがビジネスマナーとして正しいか。

これどっちが正しいか知ってる?

その答えは前にも紹介したことがあるけど、こちらの記事。
面白いからぜひ読んでみて。
↓  ↓  ↓
『「了解しました」より「承知しました」が適切とされる理由と、その普及過程について』


情報があふれすぎてて、ちょっとした知識はすぐ手に入る。
でも、それが正しいかどうか、しっかり判断したいなぁと思う。





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