少し暖かくなってくるいまごろの季節になると、すごーく増えてくる相談がある。
それが、「めまい」と「自律神経」。
昔から木の芽時とはよく言ったもので、こころの悩み相談や、ちょっとテンションがぶっとんで「ウキョー！＼(^o^)／」となってしまうひとも増えちゃうんだよね。
春は、「肝」の季節
漢方で春は『肝』の季節と言われている。
寒さがゆるんで暖かくなってくると、体もゆるんでくる。
そうすると、新陳代謝が活発になって、冬の寒さで縮こまってしまった体にたまった老廃物もどんどん外に出していく。
そうすることで、心も体も軽くなってくるんだよね。
なんとなく春になってこころが浮き立つのは、決して気のせいではなくて、体の働きから考えてもとても自然なことだったりする。
漢方でいう『肝』というのは、西洋医学的な肝臓のはたらきだけではなくて、もっと広い。
血をたくわえることで、全身の血流をコントロールする調節機能があったり、全身の気のめぐりを整えて、自律神経や内臓のはたらきも整えてくれているんだよね。
で、春。
この『肝』のはたらきが弱りやすい。
そのせいで、「気」や「血」のめぐりがおかしくなるので、めまいや自律神経の不調が出てしまうというわけ。
だから、普段からめまいが出やすい、自律神経のバランスを崩しやすいひとは要注意！
そして、もしそんな不調が出てしまっても、自分を責めないで「春だから」ということを知っておいてね！
の～んびりが予防法であり、治療法。
実は、この春のトラブルの予防法と治療法がちゃーんと昔から伝わってる。
漢方の古典『黄帝内経（こうていだいけい）』にしっかりと書かれているので、ぜひぜひ生活の中に取り入れてみてね！
《春の養生法》
☆早寝早起きを心がけて、朝、自然を感じて散歩する
夜、遅く寝るのが一番『肝』に負担をかけてしまいます。
なぜならば、夜23時～3時が肝を回復させるための時間だからです。
この時間に寝てないと、肝はどんどん弱ってしまいます。
朝の短い時間でもよいので、さんぽをしてみるのがおすすめです。
通勤の時にほんのちょっと家を早く出て、ゆっくり歩きながら、道端の植え込みや庭の木をみてみてください。
春があちこちに見つかるはずです。
そんなふうに「ちいさな自然」「ちいさな春」を五感で感じることは、肝への栄養になります。
☆無理な仕事をせず、のびのびゆったり
『肝』はストレスが大嫌い。
無理をしてしまうと、知らず知らずのうちに不調が大きくなっていきます。
特にこの時期の無理は禁物！
冬の寒さから体が目覚める時期なので、ゆっくりと試運転のつもりで仕事をしましょう。
といっても期末、年度末に追われて負担が一番かかりやすい時期でもあるんですけどね・・・
『肝』は、のびのび、ゆったりすることが大好き。
自然を感じたり、春の陽射しをあびて、こころもからだもゆるゆるとさせてあげましょう。
もしも、不調があったら無理しない範囲で、お出かけしてみるのもおすすめ。
人混みの中や買い物でなくて、公園とか海辺、森に行くと、それだけで肝のはたらきが回復してくれます。
☆山菜やあさり、しじみを食べよう
ぜんまい、ふきのとう、菜の花といった苦味のある旬の食べ物が、冬の眠りから体を目覚めさせてくれる最もよい食材です。
また、肝の栄養剤になるのが貝類。
しじみ、あさり、はまぐりなどの貝類には、肝を回復させてくれるアミノ酸などの栄養素が豊富に含まれているので、積極的に食べてくださいね。
☆やりたいことを見つめなおす
漢方の基礎となっている『陰陽五行説』では、『肝』は成長する力や向上心も意味しています。
成長しようとする意欲が、木々の成長と同じように大きく飛躍する時なのです。
そのため暖かくなってきた今の時期は、「こころの試運転」の時期でもあって、こころの奥底に眠らせていた「やってみたいこと」や「こころざし」を見つめなおすのに適しています。
日頃あきらめてしまっていたことや、あとまわしにしていた自分の本当の気持ちも目覚めさせると、これからの成長に大きくつながっていくチャンスなんですよ～。
☆早寝早起きを心がけて、朝、自然を感じて散歩する
夜、遅く寝るのが一番『肝』に負担をかけてしまいます。
なぜならば、夜23時～3時が肝を回復させるための時間だからです。
この時間に寝てないと、肝はどんどん弱ってしまいます。
朝の短い時間でもよいので、さんぽをしてみるのがおすすめです。
通勤の時にほんのちょっと家を早く出て、ゆっくり歩きながら、道端の植え込みや庭の木をみてみてください。
春があちこちに見つかるはずです。
そんなふうに「ちいさな自然」「ちいさな春」を五感で感じることは、肝への栄養になります。
☆無理な仕事をせず、のびのびゆったり
『肝』はストレスが大嫌い。
無理をしてしまうと、知らず知らずのうちに不調が大きくなっていきます。
特にこの時期の無理は禁物！
冬の寒さから体が目覚める時期なので、ゆっくりと試運転のつもりで仕事をしましょう。
といっても期末、年度末に追われて負担が一番かかりやすい時期でもあるんですけどね・・・
『肝』は、のびのび、ゆったりすることが大好き。
自然を感じたり、春の陽射しをあびて、こころもからだもゆるゆるとさせてあげましょう。
もしも、不調があったら無理しない範囲で、お出かけしてみるのもおすすめ。
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☆山菜やあさり、しじみを食べよう
ぜんまい、ふきのとう、菜の花といった苦味のある旬の食べ物が、冬の眠りから体を目覚めさせてくれる最もよい食材です。
また、肝の栄養剤になるのが貝類。
しじみ、あさり、はまぐりなどの貝類には、肝を回復させてくれるアミノ酸などの栄養素が豊富に含まれているので、積極的に食べてくださいね。
☆やりたいことを見つめなおす
漢方の基礎となっている『陰陽五行説』では、『肝』は成長する力や向上心も意味しています。
成長しようとする意欲が、木々の成長と同じように大きく飛躍する時なのです。
そのため暖かくなってきた今の時期は、「こころの試運転」の時期でもあって、こころの奥底に眠らせていた「やってみたいこと」や「こころざし」を見つめなおすのに適しています。
日頃あきらめてしまっていたことや、あとまわしにしていた自分の本当の気持ちも目覚めさせると、これからの成長に大きくつながっていくチャンスなんですよ～。
とにかく今の時期は、ストレスや無理によるダメージに体がものすごく過敏になっている時期、ちゃーんと早寝早起きで体をやすめるのが一番！
そのうえで、旬の美味しいものを食べて、自己の成長や自分の本当にやりたいことに光をあてていくといい。
春はね、自分の中にある成長の種が芽を出す時でもあるから。
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