7年ぶりの生理。(PCOSを治す体質改善) | 堀江昭佳オフィシャルブログ「『こころ』と『からだ』の悩みを解決する しあわせ女子のための処方箋」Powered by Ameba

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婦人科漢方専門・子宝のスペシャリスト 堀江昭佳が、西洋医学、漢方、心理学の3つの視点から、こころとからだの悩みを解決する方法をつづります。
「からだを整えるとこころが整い、結果的に夢が叶う」
そんな考え方を大切にしています。


親子3人でご相談に来られたSさん。
とっても仲良くてすてきなご家族!


Sさんは、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)があって、10代の頃から、生理がこなくなってしまって、なんと7年間もピルで生理を起こしてこられた。

ずっと、ずっと自然に生理がこなくて、ホルモン剤の副作用で体重も89kgに激増してしまって。
ご両親は、心配で心配で。ぼくのところに相談に来られたんだよね。


PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)というのは、自分で排卵がしにくくなってしまう婦人科のトラブル。
いま、とっても増えてる。



ぼくの方針は3つ

1)ピルをおやすみする
ピルを休んで、ちゃんと自分の体に、生理が来るようにチャレンジさせる。
来ないままだと、卵巣がまた眠ってしまうので、3ヶ月くらい来なければ、またピルで生理をこさせる。

2)婦人科の力を高める
ピルを休むのと平行して、生理が来るように婦人科の力を漢方で補う。階段を1段ずつのぼるように、力を少しずつ蓄えて、最終的にピルに頼らない体質を取り戻す。

3)ダイエット
ピルが原因で体重が増えてしまってるんだけど、これがPCOS(多嚢胞性卵巣症候群)をさらに悪化させる悪循環になっている。
体重を減らすことで、PCOSは改善しやすくなる。


で、彼女は一生懸命に取り組んでくれた。
ご両親も一緒になってダイエットに取り組まれたから、すごく効果が高かったんだと思う。





3週間で体重を4kg近く落とされたの。
急激に落としすぎると、婦人科的には良くないので、体格から言うと、ちょうどいいペース。



そしたら、


そしたら、



1ヶ月で生理が再開するという衝撃的な結果に!


これには、ぼくもびっくりで!
PCOSには、体重コントロールと漢方がすごく効くのは、いままでも経験してたけど、こんなに早く結果がでるとは思わなかった。
きっと、家族三人で気持ちをひとつにして取り組まれたのが、なによりよかったんだろうな。


生理が再開したのが、本当に、うれしかったみたいで、お母さんが電話の向こうで涙流されてた。

そりゃそうだよね、かわいい娘さんが7年も生理こないんだもん。
心配になっちゃうよね。


まだまだ、体の回復は始まったばかりだから、焦らずに一歩一歩。
いい結果につながってるから、自信をもって体づくりをすすめていこうね。

体重が多かったり、少なかったりする場合は、体重コントロールと漢方でPCOS(多嚢胞性卵巣症候群)は、すごくよくなる。