血を増やすためなら、ほうれん草? | 堀江昭佳オフィシャルブログ「『こころ』と『からだ』の悩みを解決する しあわせ女子のための処方箋」Powered by Ameba

堀江昭佳オフィシャルブログ「『こころ』と『からだ』の悩みを解決する しあわせ女子のための処方箋」Powered by Ameba

婦人科漢方専門・子宝のスペシャリスト 堀江昭佳が、西洋医学、漢方、心理学の3つの視点から、こころとからだの悩みを解決する方法をつづります。
「からだを整えるとこころが整い、結果的に夢が叶う」
そんな考え方を大切にしています。



『生理で一生に流す血の量って知ってる?』
で書いた続き。


ブログ読まれてた方から、「続きまだですか~?」ってメッセージいただいて。実は、完成寸前でデータが消えて凹んで、そのままにしちゃってたんだよね~。
ごめんなさい! ^^;
でも、そんなメッセージがすごくうれしい♪



さてさて。
血を増やすために、鉄ってとても大事。
実際、貧血の人は10%くらいと言われてるけど、2003年に献血に来た人の20%が貧血で献血できないという報告があることを思うと、もっとその割合は高くなってそう。

ある調査では、日本人女性の半数が鉄分不足になってることがわかってる。

それもそのはずで、鉄分摂取量は1955年に1日14mgあったのが、2003年には、なんと8mgに減少してる。栄養状態は、いまのほうが絶対にいいはずなのに、不思議だよね。


生理のある女性は、月経で出て行く鉄分を考えると、最低でも1日10mgは摂らないとすぐに鉄不足で貧血になるから、注意してね!


じゃあ、どうやって鉄を補えばいいんだろう?
昔からよく言われるのがほうれん草なんだけど、これ実は、もう当てはまらないって知ってた?


これ、びっくりなんだけど、
文部科学省の発表している「日本食品標準成分表」では、

ほうれん草の鉄分(100g中)

1951年 13.0mg
1982年 3.7mg
2000年 2.0mg



含まれる鉄分が激減してるんだよね・・・

50年前の6分の1以下!


はっきり言って、意味不明なレベル・・・



ここで比べたいのがほうれん草と鶏肉

ほうれん草100g中の鉄分は2.0mg
鶏もも肉100g中の鉄分は、2.1mg

一見、同じ量の鉄にみえるんだけど、

野菜の中の鉄分とお肉の中の鉄分は、実は、全く違う。


お肉の中に含まれているのはヘム鉄
野菜の中に含まれているのは非ヘム鉄


ヘム鉄の吸収率が25%
非ヘム鉄の吸収率は、たったの5%




鉄分は、お肉だったら野菜の5倍吸収される!

野菜や海藻に含まれる鉄分も大事なんだけど、一生懸命、鉄分を摂っても、あんまり吸収されないの・・・


だから、ぜひ、お肉をどんどん食べよう。
鶏肉は、薬膳でも血を増やすとされてて、とてもいい。

血を補う料理としては、参鶏湯(サムゲタン)がNo.1!

そして、お肉の部位だったらやっぱりレバー。
なんといっても、鶏レバー100g中の鉄分は9mgもあるからね!


鶏肉~!


せっかく毎日食べる食事。
一番、こころとからだを整える上で大切だから、完璧にする必要はないけど、せっかくだったら、気をつけてみてね!



で、ほうれん草の鉄分がなんでこんなに激減したかってのも気になるよね。
ぼくは、これを知った時にすごく気になった。
それについては、また今度!





体質が心配な人のための
こころとからだを整えるはじめの一歩。
ぼくのとっておきの特製ブレンド。
↓   ↓   ↓
縁結び出雲 女性のためのぽかぽか薬膳茶