あたりまえ。 | 堀江昭佳オフィシャルブログ「『こころ』と『からだ』の悩みを解決する しあわせ女子のための処方箋」Powered by Ameba

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婦人科漢方専門・子宝のスペシャリスト 堀江昭佳が、西洋医学、漢方、心理学の3つの視点から、こころとからだの悩みを解決する方法をつづります。
「からだを整えるとこころが整い、結果的に夢が叶う」
そんな考え方を大切にしています。



渡辺和子さんの

「ひと」として大切なこと。

を読みながら、

なぜか、ふと思い出した。




本の内容とは直接関係ない話だけど、

もう7,8年前かなぁ。

ショッピングセンターの中にある

うちの支店でスタッフが万引きを捕まえた。





高校生の男の子だったんだけど、

「警察に連絡するね」

と話したら逃げようとしたので

追いかけて取り押さえた。





そうしたら、二人組だったらしく、

もうひとりの子も自首?みたいな感じで

後から出てきたので、

ふたりの名前を聞いて、親に連絡して、

警察に連絡した。





後で、警察の方が来て、

経緯を説明されたのだけど、

「後から出て来た子が実際に万引きをして、

捕まえた子のポケットに隠して店を出ようとしたようです。

後から出てきた子だけが万引きということにしました。」


と言われた。





その後、

先に捕まえた子の親から電話があって

スタッフが出たんだけど、

「うちの子を万引き犯に間違うなんて、

どういうことだ!」

と怒鳴ってきた。






その話を聞いて、ぼくは、

完全に共犯なのに、

謝るならまだしも、

電話で怒鳴ってくる意味がわからなくて、

いまの親はどうなっとるんだ!?

これが、モンスターペアレンツか?!

と、衝撃であぜんとした。






万引きを捕まえて警察に連絡したこと自体も

後味が悪かったので、よく覚えてるのだけど、







ひとによって、

こんなに「あたりまえ」が違うのか、

と思ったことも強く印象に残ってる。







ぼくから見れば、

万引きの共犯をしたのだから

当然、向こうが悪いと思ってる。





向こうの親からしたら、

万引きと判断されなかったのに、

捕まえて警察に連れ出すなんて

とんでもないと思ってる。






もしかすると、

こどもの説明が部分的で

正確に伝わってないのかもしれないけど。












ぼくの「あたりまえ」



向こうの親の「あたりまえ」







どっちも自分が「正しい」と思っているのだから、

噛みあうわけもなく。








あたりまえというのは、

常識とか社会正義とかでも言い換えれるのだけど、

それは本当に人によって違うんだなぁ、と。







自分が思っている「あたりまえ」は、

どうなんだろう。




世間の「あたりまえ」は、

どうなんだろう。








自分のなかで行動規範となる

あたりまえは、

大切にしたいけど。







あたりまえは、

人によって違うもの。

あいまいなもの。









だから、

自分の「あたりまえ」で軽々しく

人をジャッジしたりしない。



逆に、

いわゆる世間の「あたりまえ」で

自分を制限したり、

つらくなることもしない。





完璧とはいえないけど、

できるだけ、ね。






そんなふうに、

ぼくは、思う。